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廃墟とお化け

2012年03月23日 00:00

鏡台のある風景

鏡台のある風景

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

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以前廃墟での危険って事で、倒壊とか動物、虫、植物だよ~なんて事を、危機管理 - 廃墟に書いた。今回はそう、「お化け」について(笑)。

怪我よりも熊よりもスズメバチよりも一部の人が怖いと思っているのが・・・、そう、得体の知れない、何か霊的なものであろうか?。

テレビ等で廃墟探索中に何かが映った!、なんてバラエティ番組を良く見るが、果たして本当にそういう事があるんだろうか?。

ナショナルジオグラフィックチャンネルの受け売りとなるが、ある番組で、幽霊を良く見掛ける、そんな元刑務所(巨大な廃墟)で実験を行った。テスト目的は知らせずに2つのグループに分け、1つは霊的なものに懐疑的な人の集まり、もう一方はその手の事を信じている人々の集まり・・・。

結果は如実に現れた。幽霊を信じている人達だけに怪現象が起こったのだった。つまり現実に幽霊が存在する、否は別にし、その手の事を信じ切っている人の心理状態がその手の現象を生む事もある(多くは恐怖から来る思い込み)、そう立証された訳だ。

またそこでは科学的な実験を行っており、キーワードは「超低周波」。人の耳には全く聞こえない低い周波数でこれは物を振動する事があったり、人が浴びると不快な気持ちになるらしいのだ。健康被害もあると言うデータも存在する。

これは10年くらい前だったろうか、日本の超常現象番組でもポルターガイスト現象が多発する家屋に対し、結論としてその家屋の先にある谷だか川から超低周波が発せられ、窓が大きく振動する、そう結論付けられていた。

勿論、では何故特定の場所でそんな超低周波が発生するのか?、これこそ霊的なものと言う人もいるから、結局はそこは人の経験、感情、その時の状況によっての主観的な話になってしまう。でも少なくとも超低周波に関しては専用の機械で検証が可能だ。

とにかく、木の葉が落ちただけでそこに何かがいる!、と主張する人だっているって事だ。まぁそういう人はそもそも廃墟探訪なんてしないと思うが・・・(笑)。

私は霊の存在を信じている。出会った事はないが、説明出来ない現象を何度か体験している。今年初めにも人に言ったら「そんな事ありえない」と言われる現象に出くわた。だから、超低周波も含め、人がその場では簡単には解明出来ない何かによって人が肉体的、心理的に影響を受ける事はあると思っている。

それでも廃墟探訪は平気。そりゃぁ真夜中山中を歩いて廃墟へ潜り込めと言われたら尻込みするし、廃病院だけは行かないようにしているが、それ以外のシチュエーションだったら基本的には気にしない。霊を信じてはいるが、自分には作用しないとこれまた信じている訳だ(笑)。

それと心霊ツアー等と違って廃墟探訪する人は朽ちた廃墟と言う建物に美しさを求め、かつてここに人がいたと実感し、それに対して気分が高揚する。つまり廃墟を撮影中はワクワクしちゃって心は舞い上がっており、どんな風景でも美しく見えてしまう。

また、現実との戦いがある。倒壊する危険性、動物、虫、植物の危険、そして管理者やお巡りさん・・・。だから撮影中にはお化けが出たらどうしようとか、何かに憑かれた、何かを背負ってきちゃったら・・・、なんて考える暇もない。

そもそもテレビなどの心霊体験系の番組を見ているとある種のパターンがある。何かに憑かれちゃう人ってのは現場に向かう最中にすでに様子がおかしかったりする訳だから、現場に到着して、興奮して廃墟を撮影している人間に対し、霊がどーのってのはちょっと考えられない。

時折、気色悪い風景に出合う事もあるが、それもおおよそ説明出来るものである。例えば本日の写真。かなり朽ちた廃屋内。一部の畳はたわみ、底が抜けそうだったし、台所部分は倒壊していた。そんな中で・・・。

中央のシルエットは女性が使う鏡台だ。まず何故こんなところに鏡台があるんだろうと思っちゃう。明らかにおかしい位置にある。それとこれだけ室内が汚いのになんと、鏡がピカピカ。ほとんど埃が付いていない。これを知った時、一瞬、「キモッ!」と思う。

「ここには女の霊が住み着いていて、いつも自分の姿を鏡に映しているから、鏡の表面が綺麗なままなのだ」

こういう想像が一瞬で閃く。でも他の部屋を見ていると明らかにこの廃屋をゴミ捨てとして使っている人もいるようで、最近の雑誌が段ボールに詰まれて捨てられており、なるほど、きっとこの鏡台も最近誰かが捨てていったのだろう、そう推測出来ちゃう。

ただ、捨てるにしてもわざわざ玄関から離れたここに捨てるかいな?、そうも思えるが、この写真に写っている窓が簡単に開けられるのだったら(現地では試していない)、窓を開けてそのまま置けばこの位置に鏡台がある事に不思議はない。

ちなみに廃墟探訪されている方なら判ると思うが、鏡って表面がツルツルだから細かい埃は付いてもそう簡単には曇る程汚れたり、腐食はしない。そこが閉ざされた場所であれば綺麗なままである事が多い。私も何度か廃墟で鏡を見ているが、吹きさらしでない限り、自分の姿がしっかりと映る。

要するに廃墟撮影中ってUFOや宇宙人を信じない大槻教授状態になっている訳だ。妙な現象があったとしてもそれは全て説明が付く!、そう信じて疑わない。だから背後でパキッ!、なんて音がしても、瞬間はたまげるだろうが、そりゃぁ古い家屋だから当たり前だろうと特に気にもしない。

そう、想像だろうが推測だろうが、人は説明が付くものに対して恐怖心は芽生えない。この鏡台を撮影中に髪を梳いている女性が見えた!、なんて事にならない限り、「よぉし、次は倒壊した台所だ!」とウキウキし、別の意味でドキドキしながら写真を撮っているのだった。

「ここには女の霊が住み着いていて、いつも自分の姿を鏡に映しているから、鏡の表面が綺麗なままなのだ」、百歩譲ってこの想像にビビッてしまったとしても、「いやいや、ここで鏡を割ったり、汚したりしたら厄介だろうが、綺麗なままだったら幽霊さんだって怒りはしないぜ!」と思考しちゃう。

時に写真を良く見ると、あり得ないゴーストが発生している。でもこれはあり得ないゴーストでなく、勿論オーブでもない。ここを撮影する少し前、にわか雨に遭い、フィルターに付いた雨粒の汚れ、それをちゃんとふき取れなかったせい。


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コメント

  1. hidemaro2005 | URL | -

    あたくしも、ほとんど信じませんねぇ・・・生きている人間の方がよほど怖い感じもします。

  2. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    怖い鏡ですねぇ。
    ゴーストの訳、読まなかったらよかった~^^

  3. F090/S | URL | -

    この手の話、大好きです。
    私も霊は信じているほうですが、もっと崇高な存在としてです。
    崇高な存在が人間ごときに見えるわけもなく、
    まして私ごとき下賎の者に手を下すわけも無いと思ってますw

    私は、「否定はしないんだけどどこか懐疑的」だからこそ、
    霊体験ゼロ・廃病院でも平気、なのかも知れませんw

    それにしてもこの雨粒、形が不自然なような…(^^

  4. ぐり | URL | mQop/nM.

    こんばんは

    自分もたまに廃墟潜入しますが、一人で入ってこんな鏡あったらちょっと逃げ出したくなりますね。
    たいていの廃墟は荒らされてひどい状態になってますが、ここはガラスもしっかり残ってるし比較的綺麗に見えます。だからこそ余計に怖さ感じます。

    もっとも自分はせっかく撮ってきた廃墟の写真もなんかあまりにオドロオドロしすぎててアップしてないものが山とあるような臆病ものだからかもしれませんが(苦笑

  5. BigDaddy | URL | -

    > hidemaro2005 さん

    霊的なものは存在するにせよ、単純に飛行機事故で死ぬ確率と呪い殺される確率って考えると、まだ飛行機事故に遭う可能性の方が高い気がします(笑)。まぁ人によっては飛行機事故に遭う事こそが、どこかで呪われていると考えるのでしょうけど・・・。

  6. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    一瞬、足が止まりましたねぇ。とは言え、侵入したからには、良い写真をモノにせねばと、そっちの気持ちが上回る訳なんですよね。ゴースト、この手の写真の場合、一応、全コマ軽くですけどチェックするんですよ(笑)。何か写っていたら、やっぱり捨てなくちゃならんでしょうから。

  7. BigDaddy | URL | -

    > F090/S さん

    多分、全く無関係な人に憑くって事はないと思うのですよ。お化けよりも怖いのは神様かもしれません。神棚とかやっぱり写さないようにしますし、お稲荷さんも朽ちていた場合、変に拝んだりしちゃ駄目だって聞きますしね。

    廃病院、なんでしょう、お化けが出ると言うよりも、死人がウヨウヨいるって気がして、どうも苦手ですねぇ。診療所跡とかだと大丈夫なんでしょうけど。

    この雨粒、このコマだけに出ていると不気味ですが、他のコマにも同じ位置にちゃんとあったんで、問題ないです(笑)。

  8. BigDaddy | URL | -

    > ぐり さん

    私は鏡を見つけると、むしろしっかりと見るようにしています。見て、何もなければ、全く問題無しですし、背後に何かいたら即撤収、そんな姿勢です。まぁ腰を抜かして撤収出来ないかもしれませんけどねぇ(笑)。

    廃墟写真もどの程度のものに美を感じるかですよね。単に気持ち悪いとかオドロオドロだと、恐らく見る人との共感は得られない気がするんです。例えば311の震災後の風景、これを記憶やドキュメントでなく、廃墟写真としてアート性を追求して見せても、全く共感は得られませんよね。

  9. マーク | URL | -

    僕は廃墟の中でも比較的明るい部屋なら大丈夫ですが薄暗いと、まだ怖いです^^;
    この恐怖心さえ取れてくれれば、もっと奥の部屋まで探索できるのですが・・・(苦笑)

  10. BigDaddy | URL | -

    > マーク さん

    私も暗い廃墟は苦手ですよ(笑)。ただ、せっかく見つけ他のだからと言う好奇心が今のところ勝っているとでも言いましょうか。ただ、真っ暗な場所は無理ですねぇ。だから、廃トンネルなんて外から眺めるだけです。

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