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コダックブルーとは?

2012年04月10日 00:00

漁港、そして飛行機雲

漁港、そして飛行機雲

Canon EOS30D, EF-S17-55mmF2.8ISUSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



今回はHOW TOでなく、コダックブルーって何だろう?、そんな単純な疑問ネタだ。良くうちにコメントをくれる方で、そのコダックブルーに魅せられてKodakのCCDを搭載してるOlympus E-500を購入した、そんな記事をある時、発見し、それからずっと気になっていたキーワード、それが「コダックブルー」・・・。

そもそもコダックブルーとはKodakがかつて販売していたリバーサルフィルム、コダクローム(Kodachrome)の発色傾向により、そう呼ばれていたようだ。そしてKodakのデジタルカメラ用のCCDはこのコダクロームを模倣していると噂され・・・。いずれにせよkodakのCCDは青が特徴的ならしい。

E-500、調べてみると2005年の発売、それを昨年入手されたそうだから、6年落ちのカメラを買われた事になる。デジタルカメラで6年落ちと言えばもはやシーラカンス、PentaxならistDシリーズ時代だから、私個人は「使う価値無し」と一瞥もしない。

ところが、E-500とはKodakのCCDを持ち、上述したようにコダクローム系の発色をする、コダックブルーを作り出してくれる最後のOlympusのカメラとの事で、コダクローム、コダックブルー愛好家からは今でも人気がある機種ならしい。

実を言うと私はデジタルカメラの発色には興味が無い。メーカー毎、センサー毎、あるいは画像処理エンジンによる発色の癖、違いなんてどーでも良いと思っている。もっと言えばオートホワイトバランスが上手く機能せずに妙な色被りをしていても気にならない。

それはRAWファイルで保存しておけば、後で発色なんて如何様にもなるからだ。気に食わなかったら現像し直せば良く、私はその手間を面倒だとはちっとも思っていない。だからカメラが吐き出す発色はあくまでもサンプル、そんな意識しかない。

でもコダクロームの再現、これには結構執着していたりする。コダクロームネタは過去の記事に結構書いている。以下のリンクはその一部。

コダクロームは本当に渋い発色なのか?
コダクロームをさらに追求する

これ以外にも小ネタなコダクロームネタは10数個あるので、気になる方は本ブログ記事の右側部分のカレンダーの下にある検索窓から「コダクローム」と入力して探して頂きたい。

これらは実はすでに解決済み。詳しくはまた別の機会に書こうと思うが、私が目指しているのは実はコダクロームではなく、映画用を含めたオールドカラーフィルム、それも経年劣化により、色被りしたようなフィルムの味わい、これを自分が求めている事が判った。

その経過の中から、E-500がコダックブルーを出してくれる、そんな情報を目にし、このカメラで撮影された写真をWEB上で検索し、色々と比較したりしているのだ。もしかするとコダクロームの発色のヒントにも繋がるかもしれないと・・・。

コダクロームは一般に「地味だが深い発色をする」と言う評判を持つフィルムだ。となるとコダックブルーとはいわゆる空色や、ちょっと濁ったようなアクア色でなく、もっと深い空色を示すものなのだろうか?。

深い空色を出すと言えばPLフィルターがある。これを使えば、空気中の乱反射を多く押さえてくれ、びっくりするくらいの、時には紺色?、そんな発色をする事もある。また露出を適正なものから0.5~1EVくらいマイナス補正すると、当然全体が暗くなるので、空色も深くなっていく。

私がイメージ出来る深い空色ってのはこの2つしかない。いや、もう1つあった。それはPentax K-7から機能されたCTEと言うホワイトバランスモード。これは光源の色温度を強調する働きがあり、基本的に構図中に占める割合が最も大きな色温度にバランスされる。つまり、空を多く構図すればより空色が際立つとの事。

Penta K-5を入手してからホワイトバランスは全てCTEで撮影しているが、これは空の青さを強調すると言うよりも、晴天時は青い光をより強調し、空が青くなるのでなく、全体に青被りになる事が多く、どうもコダックブルーとは異なる感覚がある。

結局、空の色は毎度異なるし、デジタルカメラの場合、センサーに加えて、画像処理エンジンや個人の好みで色やコントラストを設定しているから、果たしてどれが本当のコダックブルーなのか、実は全く判らなかったりする(笑)。

だから今も尚、コダクローム同様にコダックブルーが本来何を意味するかが判っていない。しかも調べていくとオリンパスブルーなる表現もあるらしい。色と言うのは主観で語られるものだから、写真の発色に関して述べたり、解釈したりするのは非常に難しい。

本日の写真、Canon EOS30Dのピクチャースタイルのスタンダードを利用してJPGファイル化したもの。撮影時に-0.5EVしているので少し濃い青空になっている。

さて、下に3枚の小さな写真を掲載してみた。最初の1枚は上の写真を単に縮小しただけ(EOS30Dのスタンダードカラー)。次の写真はCanonのRAWファイルを何もいじらず、ただLightroomに通して、JPG化しただけのもの。そして最後の写真がRAWファイルから発色、コントラスト含め、コダクロームをちょっぴり意識して、好みに現像したものだ。

色味で言えばシアンを足しており、シアンのRGB値は00ffffだから、赤を殺す働きがあるようで、青が地味であるが深くなっていくようだ。写真にシアンフィルタを加える事で劇的に好みに近付く、これは大発見だった。


サンプル


サンプル


サンプル


比較してお判りかと思うが、Canon EOS30DのオリジナルRAWファイルは非常に彩度が弱く、相当地味な絵だ。この状態からスタンダードカラーにすると相当にこってりしている。スタンダードならFujifilmのリバーサルフィルムであるプロビア辺りに似せているのだろうが、実際にはベルビアくらいの強い発色だ。

E-500ユーザーの声を拾うと「色乗りが良い」、これがキーワードとして出てくるが、この言葉がこれまた非常に曖昧で便利な表現であり、人それぞれ感じ方が異なる。でも正直、色乗りが良いとはこのEOS30Dのスタンダードカラーのような発色を示すものだと思う。そもそも発色が地味で色乗りが良いって意味不明でしょ?(笑)。

※色乗りと言う点で、黒の締りが重要だし、反対に黒をあえてしまらなくするミルキーブラックなる表現があり、これらに関してはまた後日・・・

そう考えると、こんな推測が成り立つ。EOS30Dは画像処理エンジンで無理矢理色を乗せているのに対し、E-500のコダックブルーとはCCDそのものが、オリジナルのRAWファイル上でも(派手でないにせよ)ある程度深い発色をしているのではなかろうかと・・・。


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コメント

  1. smoooth501 | URL | bxvF113M

    KR64って、ベースが薄い分シャープで、でも色は“雑味”が混じっているような独特な印象で、それがKR色だったと思います。
    なのでデジカメでコダックブルーというのを見ると「いやそれは気のせい・・・」と(笑)

  2. BigDaddy | URL | -

    > smoooth501 さん

    押入れからKR、PKRを探せても扱った風景とかで多分私にはあんまり特徴が判らないでしょうが、過去の(いい加減な)記憶を辿ると、当時親しくしていたカメラマン仲間からの洗脳もあってか、やはり赤が暗くなる、そんなイメージがあります。他は特に地味と言う程でもなく、普通のポジフィルムみたいだったと感じているんですけど、それが「雑味」とでも言うのでしょうか。

    コダックブルーで画像検索をすると、様々な空風景を見られますが、これがホント、良く判らんのです(笑)。フィルムや他のデジカメとの比較記事でも見つけるしかなさそうです。

  3. マーク | URL | -

    おそらく・・・いや確実にそのE-500を買ったの人は、僕のことのですよね(笑)
    そして使っている人間がこんなこと言うのもなんですが、
    個人的にはコダックブルーというのは、お~、やっぱりコダックのセンサーは色がいいぜ♪
    みたいに完全な自己満足で使って(浸って)います(笑)

    そしてオリのコダック三兄弟の中ではE-500より、E-300の方がコッテリ色らしく、
    愛好家の人でも撮って出しの色が一番いいらし惚れ込んでいる人が多いようなので、
    300も一時期手にいれようとしてたんですが、なかなか良品に出会えないうえに、
    愛好者の人からも「じゃじゃ馬」とか「暴れ馬」と呼ばれるほど、
    WBや露出などが暴れるらしいので断念しました^^; 

    そんなこんなで思わず、本館もコダックブルーと評されている(笑)カメラで更新してしまいました。

  4. BigDaddy | URL | -

    > マーク さん

    お察しの通り、マークさんのブログからヒントを得て書いたネタです(笑)。

    自己満足で良いと思いますよ。私もコダクローム云々ってネタを良く書きますが、検証していると言うよりも、こんなカッチョイイ色になった!、そんな自己満足ですから。何が正しい、誤りって関係ないですよねぇ(笑)。

    E-300、調べてみました。中古品、少ないようですね。また伊達淳一氏の書かれたE-300の記事など、確かにこれはこってりって感じの青色ですね。そしてE-300、画像、そんなキーワードで見ていると、皆さん、空を多く取り入れた風景を好まれているようで、E-300や、E-500を使う理由、やっぱりだんとつで空の青なんですね。いやいや、自分では手にしないでしょうが、知識として非常に面白いものでした。

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