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フリーの画像レタッチソフト、Gimpについて その2

2012年04月30日 00:00

路地裏風景

路地裏風景

Pentax K10D, SMC DA18-55mmF3.5-5.6AL

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



Gimpと言う凄いレタッチソフトを1日分のネタとして片付けるのはちょっと忍びない。今日は前回の記事を踏まえて、補足事項を書いて行きたい。

時に、Adobe Photoshop CS、Elementsの利点は、世界的に普及している定番ソフトであるから、有償、無償を問わず、プラグインの充実にある。プラグインとは単体では利用出来ないが、ソフト本体に組み込む事でどんどんと機能が追加出来るモジュールを指す。

私は有償、無償問わず、プラグインモジュールは相当数組み込んでいたりする。最近では市販されているフィルムシミュレーションプラグインを導入している。Google等から「photoshop フリープラグイン」、そんなキーワードで検索を掛ければ大量に見つかるので興味ある方は探してみると良いだろう。

フリーで入手出来るプラグインのほとんどは海外のものなので、インストールや使い方が判り辛いものが多く、パソコン初心者にはとっつきにくいだろうが、それらを解説している日本語のページもあるので、丹念に探せば、使い勝手のある素晴らしいプラグインを無償で手に入れる事が出来る。

実はGimpにもプラグインモジュールと、Script-Fuと言うPhotoshop CSのアクションに該当するスクリプトを組み込む事が出来る。当然、Gimp本体が無償なので、プラグイン、スクリプトも無償で利用出来る。

GIMP2を使おう

上のリンクはGimpのインストールから運用まで解説されているサイトで、ここで最新のGimpをダウンロード出来、また下にスクロールすれば複数のプラグイン、スクリプトもダウンロード出来る。Gimpに興味ある方は、是非ここにお世話になろう。私もかつてお世話になった口だ。

Gimpは元々UNIX系のシステムの為に開発されたものだからか、Photoshopのプラグインのように洗練されたものは少ないが、機能的にはPhotoshop本体のフィルターやプラグインに匹敵するモジュールも多く存在する。

前回の記事ではGimp本体に付属するフィルターツールの「ガウシアンぼかし」を使ってソフトフォーカス写真を作成したが、今回はインストールしたプラグインの「焦点ぼかし」を使って、大口径レンズの浅い絞りを使ったような写真に仕上げてみた。

オリジナルは下だ。DA18-55mmF3.5-5.6レンズを利用して、55mm側(135換算82mm)の絞り開放のF5.6で撮影している。普及タイプのズームレンズなので望遠側で絞り開放でも背景はこの程度しかぼけてくれない。


サンプル


この写真が、本日のトップに掲載している写真になってしまう。いかがであろうか?。F5.6のボケがF2.8半くらいのボケになったと思う。

これはレイヤーを複製し、作られたレイヤーに焦点ぼかしを加え、これにグラデーションマスクを行って自転車のハンドルにピントを置いて、そこから徐々にぼけるようにしている。最後に自然なボケに見えるように複製したレイヤーの不透明度を下げて完成だ。

一般的なぼかしフィルターと違い、この焦点ぼかしは擬似的に点光源を作ってくれるので(それを強調する)、より本物っぽい。今回は前ボケも作ったので、少なくともブログに掲載する程度の大きさの写真ならば、多くの皆さんはレンズが作り出した絵だと勘違いしてしまうと思う。

ちなみにこのプラグインは非常に処理が重く、等倍画像で大きくぼかそうと思うと1分近く掛かり(処理能力のないパソコンだと数分掛かるかも)、今回は等倍で取り組んだので、最適なぼけの得るのに試行を繰り返し、結果、処理に5分以上掛かってしまったが、慣れれば全工程で1分くらいで終えられる。

さらに、なんとGimpには外部プログラムを利用して、Photoshop用に作られたプラグインを動かしてしまう事も出来る。

Tor Lillqvist - PSPI: Running Photoshop plug-ins in GIMP

上のサイトからWindwosユーザーならgimp-pspi-1.0.7.win32.zipをダウンロードして、サイトの内容に従って指定のフォルダに解凍したファイルをコピーし、Photoshop用プラグインが保存されているフォルダを選ぶだけで、次のGimpの起動からそれが使える。

但し、これをインストールしたからと言って、Photoshop用のプラグインが100%動作するものでなく、中には起動すら出来ないプラグインが存在するし(Gimp起動時にエラーメッセージが出る)、起動出来てもダイアログウィンドウの表示がおかしくなったりしてしまうのも多く注意が必要だ。

冒頭でPhotoshopは世界で普及しているからプラグインが豊富にあると書いたが、Gimpも世界で多く利用されているフリーのレタッチソフト、同じくプラグインが沢山あり、ユーザーがそれを探す根性と使いこなすテクニックを持ち合わせれば少なくとも写真(2次元)の加工ならPhotoshopには負けないだろう。

もしかすると、Gimp用のプラグインをPhotoshopで動作させる事は出来ないようだから、Photoshopよりも豊富なプラグインが利用出来る事から、Photoshopを超えた作業も可能かもしれない。

Gimpを使った事のない皆さん、結構興味が出てきたのではなかろうか?。インストールや実際の作業は一般的なWindowsの仕様とは異なるから、パソコン初心者には高い敷居かもしれないが、ある程度パソコンを使える方、過去に何度もフリーソフトをインストールした経験がある方等は問題なく扱えると思う。

Photoshop CS5とLightroom Ver3 or 4、これを正規の一般価格で購入したら10万円を遥かに超える、でもRaw現像ソフトのRawTherapee、そして画像レタッチソフトであるGimpは無償だ。無償なのに10万円分の働きが出来ると思えば、ちょっとゾクゾクしちゃうでしょう?(笑)。

Gimpはバージョンによってインストールや画面構成、使い勝手が異なる筈なので、最新のバージョンをダウンロードしたなら、最新のバージョンの解説をしている日本語サイトを見つけるのが先決だ。またすでにgimpのムック本等も売られているので、初心者は本屋さんで確認された方が良いだろう。

後は「Gimp プラグイン」、「Gimp スクリプト」、海外のサイトをチェックするのだったら「Gimp Plugin」、「Gimp Script-Fu」で検索を掛ければそれらが仰山見つかるので、英語と格闘しながら楽しもう!(笑)。

ちなみにPhotoshop CS6(現在、プレリリースバージョン、5月11日正式発売との事)では大幅にぼかしフィルターが強化されており、レンズ特性、被写界深度を理解していたら、かなり自然に近いレンズボケを表現出来るようになっている。

またPhotoshop用のプラグインモジュールでAliensoftのその名も「Bokeh」、これはこの新たなぼかしフィルターをさらに細かく、使い勝手を良くしたものが搭載されている(もしかするとCS6がパクった?)。

レンズボケだけをレタッチするモジュールだから少々お高い気もするが、こちらは見る側も真剣になって重箱の隅を突っつくくらいチェックしないと本物のボケと見分けがつかないくらいまで加工が可能となっている(この辺の話はいずれまた)。


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コメント

  1. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    こんにちは
    前回のボカシと違って かなり自然なボケになりましたね。
    「レイヤーの不透明度の調整」 ここにヒントがある訳で。

  2. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    Elementsはオートマチックで、Photoshop CSとGimpはマニュアルで様々なレタッチをする訳ですが、結局、Elementsってのは、写真の事も、レタッチの事も何も知らないような方でも、「面白い写真」を作れるってのが良いのでしょうね。そして面白い写真と良い写真とは違うって事なのでしょう(笑)。

    レタッチの場合、レイヤーをどう操作するか、それが醍醐味であり、キーなんだと思います。

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