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Exposure VS Color Efex VS Filmpack

2012年05月10日 00:00

現場

現場

Pentax K10D, DA18-55mmF3.5-5.6AL

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



本ブログでは、かつてのカラーポジフィルムであるコダクロームや、コダックブルーについて何度も書いてきた。コダクローム、しかも戦前の色合い、これを目指し、インターネットを駆使してあっちゃこっちゃのサイトで検証した。

AdobeのPhotoshopやLightroomからプラグインとして動作するフィルムシミュレーションが利用出来るツールは知る限り、3つ。今回はそれについてちょっとだけ語ってみたい。

Alien Skin Software - Photoshop フォト/デザイン プラグイン Exposure
製品情報: Nik: Color Efex Pro
Dxo FilmPack-Mac & PCソフト デジタル 銀塩写真

ExposureとColor Efexは2万5千円前後、FilmPackは廉価版が1万円、エキスパート版が1万5千円程度と断トツでFilmPackがお安い。詳しくはそれぞれのリンクをクリックして頂くとして、簡潔に、この3つ、何が違うか?・・・。

ExposureとFilmpackは純粋なフィルムシミュレーターであり、color Efexは各種フィルター効果の機能の一部にフィルムシミュレートがある。Color Efexは総合的な写真レタッチのプラグインとでも言おうか。よって可能な処理はColor Efexが一番多く、まぁ写真の色やコントラストをいじくるのだったらこの1つあれば十分。費用対効果が一番大きく、お買い得。

Color Efexは使い勝手も優れている。一度に複数のフィルタを重ねられ、PhotoshopやLightroomで現像していても、Color Efex内で大半の作業が可能だ。PhotoshopとLightroomはColor Efexを使う為のホストアプリケーションでしかないと言っても差し支えない程。

そしてLightroomで言うところの補正ブラシ機能がある。これは部分的にフィルターを掛けたり外したり出来る機能で、これを複雑に組み合わせればまさにスーパーレタッチ!。だから様々なフィルター効果が欲しいのなら、万人にお勧め出来るのはColor Efexだろう。

OlympusのPENデジが持てはやされている理由のひとつにOlympus独特にアートフィルターにあると思う。ドラマチックトーンだのラフモノクロだの、さらに黒いフレームをつけたり、少なくともWEBで見せるには最高のツール。

このアートフィルターに類似した表現が、PhotshopとColor Efexのセットで全て作れると言って良い。OlympusのアートフィルターはOlympusカメラにしか使えないが、Color Efexはどんなカメラの写真でも使えるし、スキャンしたフィルム画像でも利用出来る。

本日の写真はPhotoshopでHDRトーンで軽~くHDRっぽくし、(ちょっとやり過ぎた気もするが)Color Efexで4つのフィルターを重ね合わせて作った似非ドラマチックトーンだ。

HDRトーンはPhotoshop Elementsでは作り出せないが、その場合、Lightroomを使って明瞭度をガツンと上げ、さらにハイライトとシャドー部をしっかり見せるような現像をすればHDR風にはなるので、その後、Color Efexを使えば、同じような絵作りが出来る。

よってOlympusのアートフィルターが好きだからってだけでOlympusカメラに走る、これは勿体無い。但し、アートフィルター現像が出来るOlympus Viewer 2を買ったらボディとレンズが付いてきた・・・、そう考えると、E-PL1sやE-PL2は安いとは思う(笑)。

しかしそんな素敵なColor Efexでも大きな欠点がある。それはフィルムシミュレートに関するフィルター類。まぁ主観で言えば嘘っぽい。紅葉の写真で、ベルビアを選択すると葉っぱが真っ赤、フェラーリレッドよりも赤く、完全に飽和しており、ディテールが無くなってしまうのだ。丸で使い物にならない。どうも赤に反応し過ぎるようだ。

コダクロームもこんな色ではない気がし、そうなると他の複数のフィルムモードも信用出来なくなる。Lightroom用のフィルムシミュレートしているフリーのプラグインの方が信頼出来るくらいだ。だからColor Efexを使う際は、フィルム云々は無視し、その他の効果を楽しむのが良いだろう。

ExposureとFilmpackの2種はフィルムシミュレーションに特化しており、フィルムの味わいを堪能したかったらColor Efexでなく、この2つを選ぶのが賢い。当然お値段を考慮するとFilmpackがお買い得。ではExposureとFilmpack、何が違うか?。

一番の興味はどちらがよりフィルムに近いか?・・・、であるが、これは何とも言えない。私はすでにフィルム撮影はやめており、比較テストが出来ない。唯一可能なのは、Pentax K-5とK-7にはベルビアを模倣したと言われる「リバーサルフィルム」と言うカスタムイメージがあり、これはプロカメラマンも納得している代物のようだ。

だからK-5のリバーサルモードを使った写真と、ExposureとFilmpackベルビアモードにした時の写真を比較すれば良い。

結論を言うと、傾向は類似。しかし、これはLightroomのフリーのフィルムシミュレートのプリセットと同じく、写真によっては三者とも傾向が似ているのもあれば、全く違うのも出てきてしまう。Lightroomのプリセットよりも大量のサンプリングし、複雑なアルゴリズムでシミュレートしているのだろうが、実際には何を信じて良いのか判らなくなる。

夕焼け風景や空が大きく入ってくる風景では三者とも似通った色が出てくるのだが、色がごちゃごちゃある街中スナップでは違った絵になる事が多い。試した限りでは人工物の青の色に大きな違いが出た。

本来ならばここで実際の画像を表示させて、こんな感じになった・・・、と視覚で訴えるべきだろうが、そもそもフィルムシミュレーションと言うのは最終的に自分の好みに仕上げていくものだから、出て来る絵が異なっていても実際には関係なかったりする。そう、出て来る絵の比較は無意味なのだ。

また人間は思い込みが大切。仮に三者とも傾向は類似するにせよ、本物のフィルムとは似て非なるものだったとしても気にしちゃならない。ベルビアで現像したならベルビアの色、コダクロームで現像したらそれは明らかにコダクロームだ!、そう自信を持って言い切って良いのだろう。それを誰かが「いやぁ、それがベルビアの色じゃないよ」と言ったところで知ったこっちゃない。

ただ、個人的、あくまでも感覚的なものであるが、Petnaxのカメラが吐き出すベルビアの色が一番地味で、恐らくそれが正しいのではなかろうか。ベルビアを持ってしても一般的なデジカメの吐き出すヴィヴィッドな絵と比較したら無茶苦茶地味な筈だから。

次にDxO Filmpackが本物っぽい。要するに発色が「意外と地味?」と思うくらいがきっと本物のフィルムなんだと思う。そう考えると、Exposureの絵作りは嘘っぽい(勿論、一番嘘っぽいにはNik Color Efexだが)。

いずれにせよ、ベルビアだろうがコダクロームだろうがポラロイドだろうが、初期値から色々と数値をいじくって、自分だけのベルビア、自分だけのコダクローム、自分だけのポラロイド・・・、を作り出す、それが目的のプラグインだ、そう考えるべきなんだと思う。

機能的な違いはFilmpackはフィルムをしミューレートし、それに細かな調整が加えられるだけだが、Exposureは遊び心がある。特にビンテージフィルムの模倣に特化しており、さらに100年前のカラー写真や、シネマカラーと呼ばれる初期のカラー映画用フィルムのシミュレートもしているのだ。

さらに経年劣化効果として退色、写真にわざとゴミやスクラッチを付けたりも出来ちゃう。これは前回の記事をご覧になれば効果をご理解頂けるだろう。まぁわざわざゴミやスクラッチを付ける意味があるのかが問題だが、ブログ用の写真として面白い。

結果、有名どころのフィルムのシミュレートするだけなら安価なFilmpackをお勧めしたい。またFilmPackは同社のRAW現像ソフトのOptics Pro 7との併用でより大きな効果を得られる(Optics Proのレビューはまた後日)。そして私のように懐古趣味な人間ならExposureと言う事になろうか。

いずれにせよ、これらのフィルムシミュレートに興味がおありなら、3つのプラグイン全てにデモ、試用版が存在するので、全部インストールしてみて、色々と使ってみるのが良いだろう。


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コメント

  1. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    こんばんは!
    三つのプラグインを見させていただきました。
    この効果をshopでミックスさせると面白い作品が出来そうですね。
    今日の一枚 ナイスです。
    フェンスが効いてますね。

  2. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    写真をお褒め下さりありがとうございます。上手くフェンスのハイライト側とシャドー側のコントラストが楽しめるような絵になりましたね。

    フィルム模倣だけなら安価なDxO Filmpack、オールドフォトを中心に楽しむのならExposure、総合的なカラーレタッチならColor Efexってところでしょうかね。ちなみにうちの環境だと、Color Efexの64bit版が悪さをしているようで、他のソフトとの相性が非常に悪く、現状はこれを使う時だけ、elementsを起動させ、32bit版を使っています。

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