にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です

突然ですがPentax 645Dを使ってみた その4

2012年05月28日 00:00

花を撮ってみた

花を撮ってみた

Pentax 645D, FA645 45-85mmF4.5

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



突然ですがPentax 645Dを使ってみた その3ではPentax 645Dとはどんな性格のカメラなのだろう、そんな輪郭的な話に終始したが、今日も輪郭だけで話は終わりそう。

まず1つ。このカメラ、645Dシステムが欲しくて堪らないが、大きさと重さがネックで迷っている・・・、特に高齢の方はお財布に余裕があっても体力に余裕が無いだろうから、そんな悩みがあるんだと思う。

老若男女問わず、大きい、重いで悩まれるのなら買うと損をするかもしれない。そもそも本格的に抜群の解像度で写真を撮りたい方はそんな事で迷っちゃいけない。Nikon D800Eでさえ持て余すのでは?、そう心配したくなる。解像度がそこそこあるミラーレス、Sony Nex-7辺りで手を打つべきだろう。

「645D、標準ズーム、望遠ズーム、マクロレンズ。サブシステムとしてK-5に超広角ズーム、超望遠ズーム」

645Dが故障する事だってあろうし、645Dが弱い超広角域と超望遠域はAPS-Cカメラで賄う・・・、本格的な撮影行ともなれば最低でもこれくらいのシステムになるだろう。これに三脚なり、一脚なりが加わるのだから、そこそこの重量だ。

私もこの機材を背負って山道を歩こうなんて100%思わない(笑)。でも本格的なネイチャー写真を撮る、そんな人はこれくらい当たり前。だから悩んでいるのだったらそもそも自分にはネイチャー写真を撮る資格があるのか否か、まずはそこを問い直すべきかもしれない。

それと例えば富士山を撮るとしよう。富士山を遠くから望む場合、ポイントからポイントの移動はほとんどの方は自家用車を利用される。車が入れない場所もあろうが、駐車場からポイントまで5キロも10キロもあるなんてまれだと思う。

いずれにせよ、この手のカメラはフィルム時代の楽しさがあり、重い機材を抱えてエッチラ歩く事、エッチラ歩いている自分をカッコイイ、楽しめる、そんな余裕ある方が理想。大きくて重いけど、その短所に勝る長所がある、そう思えるカメラマンでないとこのシステムは使えないと思う。

また、645Dを買える財力がある方なら、(見知らぬ人間に機材を持たせるのは危険だから)息子や孫、親類、友人らにアルバイトで機材係、助手として同行して貰うくらい出来るかもしれない。

「機材を運んでくれたら日当に加え、昼は丁字屋のとろろ汁、夜は松濤館で酒と温泉三昧だぞ!」、私の周囲にそんな道楽人間がいたら喜んで付いて行く。ロケ地に着いたら三脚とカメラをセットし、ピントや絞りを合わせ「さぁ、先生どうぞ!、あとはシャッター押すだけです!」、そんな事だってしてやろう(笑)。

まぁ、世の中、ミラーレス・・・、小さい割には高機能、高画質、そんなカメラが流行っているのだから、Pentax 645Dは時代を逆行している。ならば、体力に自信のあるお金持ちはあまのじゃくであるべきであり、そんな方には是非645Dをお勧めしたい。

それと645用のズームレンズは確かにでかくて2本、3本と揃えようとすると重さよりも嵩張りの方が不愉快になる。けれど単焦点レンズは思ったよりも小さく、調べてみるとフィルム時代のFA645レンズなら45mmF2.8、75mmF2.8、120mmF4マクロ(135換算、35、60、95mm)なる代物が存在する。

数年前と比較して645Dの発売からこの手のフィルム時代の中古レンズが減少しているようだが、見つければそこそこの程度で数万と言ったプライス。本体が新品でも中古単焦点レンズを3、4本揃えても100万円でお釣りが来る。単焦点レンズが苦にならない方ならわざわざ高くて大きなズームレンズは必要ない。

私はズームレンズが大好きだけど、先に書いた通り、このカメラは「重い機材を抱えてエッチラ歩く事、エッチラ歩いている自分をカッコイイ、楽しめる、そんな余裕ある方・・・」が似合っているのだから、あえてお散歩写真に645Dにフィルム時代の単焦点レンズで撮り歩くなんて面白いかもしれない。

RiochのGRDや、FujifilmのFinepix X100のように高画質を歌っている単焦点レンズ付きのデジタルカメラがもてはやされているのだから、645Dに単焦点レンズを1本だけ持って町を散歩するってのも乙なもんではなかろうか?。

ネイチャーフォトで単焦点レンズを使う場合、構図を足で稼げない事も多いが、デジタルカメラが全盛の今、トリミングは1つの重要なテクニックになりつつあり、画角が広過ぎたら周辺はカットする、これならば単焦点レンズだけでも楽しめると思う。

センサーのサイズを考えれば、GRDよりもX100よりも解像度に関しては勝っているし、背景をボカした立体感のある写真も作れちゃうのだから、きっと面白いに違いない。出て来る絵は素晴らしい、こんなのは比較しなくても判る。だからこそ、撮影過程がアナログ的な645Dの方が楽しいに違いない。

645Dは一眼レフだ。これの意味するところは、馬鹿でかいミラーがシャッターを押す度にガチャンガチャンと上げ下げされる。フィルム時代のPentax 645がどの程度のシャッター音かは知らないが、645Dは結構大きな音がする。

こそこそとなるべく住民に気付かれないような裏路地散策には向かないかもしれないが、この音に酔いしれる人だっているし、実際に使ってみるとフィルムカメラを扱っているような錯覚に陥った自分もいた。これはGRDにもX100にも出来ないワザ。

人によっては長所が短所になり、短所が長所にもなる。大きくて重い、大半の人は短所と見るが、これをステータスだと感じる人もいるし、シャッター音も大きければ大きい程、気分が高揚しちゃうカメラマンだっていると思う。

大きなシャッター音と言えば、このカメラ、本来はネイチャー写真をメインに撮影されるカメラマン向けだが、ポートレートにも非常に適しているだろう。モデルさんはシャッター音をトリガーにポージングする事も多いからだ。

ポートレートの場合、機材よりもセンス、テクニックが遥かに優先されるが、「ポートレート専科は見栄っ張りであるべし、高い機材を使っているカメラマンの方が偉い」、そう思い込むべき。被写体が人間だからカメラマンの一挙手一投足、観察されていると思った方が良く、結果、高い機材を使って自信で満ち溢れるカメラマンの方が優れた写真を撮れる確率は高い。

とにもかくにも、(悪い意味でなく)このカメラシステムは形から入るカメラマンにマッチしている、これを強調したい。単に高解像度や、ボケ、立体感だけを狙うのならば、Nikon D800E等の135センサーを持つカメラで十分だと思う。

さて、本日の写真。背景もボカす事に命を賭けている訳でもなく、私はあまりこの手の風景は撮らないが、せっかくこういうカメラを使える機会が得られたのだから・・・(笑)。

カメラ内のリバーサルフィルムモードで撮影したが、花の部分の色が飽和気味だったのと、コントラストが高く、背景の森が潰れ気味だったので、Pentax Digital Came Utility 4にてナチュラル現像し、それをフィルムをエミューレートするDxO Filmpackを使ってKodak Portra 160NCとしてレタッチしている。これがPortraフィルムの絵かどうかは置いといて、春らしい絵にはなっているとは思う。

ズームレンズの85mm側を使い、絞り開放から半段絞ったF5.6で撮影。この程度の大きさで鑑賞するのだったらこれくらいで丁度良いかもしれないが、大伸ばしプリントするのだったらもう半段~1段、絞っても良いのだろう。

ボケは、一回り大きな6x4.5cmに合わせて作られたレンズで、中心部だけを使って作られた絵だから周辺部の描写が良く見えるのか、はたまたレンズそのものの性能が良いからなのか、隅っこ部分、口径色の影響で光源ボケが本来ならラグビーボールのように歪むのにほとんど円のままで保たれている。

下は右上隅の木々のボケ部分を約1/2倍にした画像だ。絞りを開け気味にした時のボケとしては悪くないと思う。


参考写真



にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です



コメント

  1. fumi | URL | fP9wvYGY

    私もお供します

    丁子屋に松涛館、私もお供させていただきます(笑)

    645Dを使っている方を現場で一度拝見したことがあります。頂けるものなら喜んで頂きますが、自分で一式用意するとなると(パソコンも含む)腰が引けちゃいます。デジタルは5年もすると陳腐化してしまいますし…。

    やはりお金と体力、そして覚悟のある方のカメラなんですかね。

  2. BigDaddy | URL | -

    > fumi さん

    実は松涛館さんにはまだ行った事がないんですよねぇ・・・。一度は行きたい旅館です。

    645D、Nikon D800もそうですけど、これ位のカメラになると仰る通り、パソコンを最新の物、それも64bitタイプでないと、満足に閲覧やデーターベース管理が出来ませんよね。とにかく車が買えるのですから、やはりお金持ちのシステムです。

    この手のカメラが当たり前のスペックになって一般が買えるくらいに値下がるか?、それとも技術革新があり、小さなフォーマットでも超高画質像を結び、さらにソフトウェア処理でボケを自在に操れるカメラが出てくるのが先か、今後5年くらいが楽しみですよね。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)