にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です

Digital king 一眼レフ用コンバージョンレンズ レビューその2

2012年07月23日 00:00

涼を感じて・・・

涼を感じて・・・

Pentax K-7, SMC DA18-55mmF3.5-5.6AL with x0.7 ワイコン

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回の記事の続き、今日は先日購入した18-55mm専用のワイドコンバージョンレンズ、Digital King DSW PRO52(以下ワイコン)のレビューをしたい。

このワイコン、メーカーサイトでは18-55mmの全域でAFが使えるとの事だが、どうやらマクロ領域だけはピントが合わないようだ。DA18-55mmの場合、マクロ領域は25~35センチだが、ワイコンを装着すると、そこまで近づけない。恐らく35センチが最短撮影距離となるのだろう。

DA12-24mmF4ALの最短撮影距離は30センチ、DA14mmF2.8が17センチ、さらには手持ちのSigma 17-70mmは22センチまで近寄れちゃうから、物足りない気がするが、何たってこっちは4600円だから(笑)。

それでもSigma 17-70mmを使っている癖が付いていて、知らぬ間に被写体に近付き過ぎピントが合わない事が何度もあり、「もっと寄りたい」、そんな心境であるからして、そんな時は無理にワイコンを意識せず、素直に望遠へズームした方が良いだろう。

歪曲は勿論樽型。そもそもマスターレンズのDA18-55mmの広角側は結構な樽型、それを受け継いでいるから仕方がない。直線で構成される風景はファインダーを覗いた瞬間に魚眼かよ!、って笑っちゃう。

フィルム時代だったら「こんなもの使えん!」と即ゴミ箱行きだった。でも今はデジタルの時代、現像ソフトやレタッチソフトで陣笠以外の歪曲なら簡単に修正出来る。勿論、それに伴い画角は狭まっていくからワイコン装着時の12.6mmは修正後には15mmくらいの画角になっている。

それでも15mmだ。そもそもDA18-55mmにせよ、Simga 17-70mmにせよ、同じく歪曲補正すれば1~2mm分狭まるのだから、相対的にはマスターレンズよりも広く風景を切り取れる事になる。手持ちレンズに(ちょっと歪みが強い)15mmF3.5が加わった、そう考える事が出来るのだから。

ただ、元々は12.6mmで、それをレンズ補正レタッチで15mm相当にトリミングされる事を考慮して、撮影時は常に一回り大きく構図する事を心掛けないとならない。10~20センチ、気持ち後ろに引く、特に主になる被写体が構図の端っこにあったら半歩は下がった方が良いだろう。

但し、ここに落とし穴がある。おおよその風景では撮影後の歪曲補正で15mm相当の画角になるが、そうでない場合もある。ワーキングディスタンスが短い、そんな風景ともなると、より歪曲が目立つので、結果、二回りくらい大きく構図しないとレンズ補正を加えた時に思ったトリミングにならない。

「二回り大きく構図する=歪曲補正後はふた回り小さくなる」のだから、せっかくワイコンを付けているのに、結果的には17mm、18mmで切り取ったのと大して変わりない風景になってしまうのだ。ならばマスターレンズだけで撮った方が遥かに良い。近くの風景を撮る時は、如何に歪まないような構図を見つけるか、これは常に念頭に入れておくべきだろう。

周辺の光量はさほど落ち込みはしない。これも歪曲と同じくマスターレンズの性格をそのまま引き継ぐと考えて良い。F5.6まで絞れば光量が安定するだろうし、私は全く気にならないし、気になったら現像処理で周辺の明るくしてやれば済む。

一番気になる解像感は「順光においては」大して違いはない。勿論、カメラレンズは透過率が高いとされているプロテクト用のフィルターを装着しただけでも解像度は落ちるらしい。ワイコンレンズとは分厚いレンズフィルターを装着しているのと同じで、機械で計測すればマスターレンズの解像度よりも遥かに劣ってしまうだろう。

でもこんな事を考えて頂きたい。スカイツリーや東京タワーの展望台から写真を撮ったとしよう。その写真が使えないレベルであろうか?。十分使えるでしょう?。屋内展望台は分厚いガラスで覆われているので、レンズの先にその分厚いガラスフィルターを付けているのと一緒。

そんな訳で、たかがワイコンのレンズが1枚、余計に加わったくらいで大幅に解像度が落ちるとは思えない。実際にパソコンにて等倍でチェックしても違いはほとんどないと言って良いだろう。増してやデジタルカメラならば現像、レタッチでシャープやディテールを強く加える事が出来るのだから、気にしなくて良いと思う。

但し、それは写真の中央部だけの話であり、周辺部は解像感の「ある、なし」以前に像が流れているので被写界深度内の風景であってもピンボケしたようになってしまう。これは致し方あるまい。しかもこれまたマスターレンズの性格をそのまま受け継いでいるのだ。所持しているのはDA18-55mmの初期型で、お世辞にも優れた描写をするレンズではない。

マスターレンズがせこいのだから、周辺部に関してはそういうものだと納得するしかない。単純な話、マスターレンズの18mmの画角まではマスターとほぼ同等の解像感で、そこから外側に構図された像は流れている、だからしっかりと記録する事が前提の建築写真等には向かないと思う。

それでもハンドル職人さんの記事にもあった通り、F8まで絞れば流れが止まるし、ごちゃごちゃしている風景写真や、狭い路地裏風景、さらには廃墟、そんな写真だったら鑑賞に堪えられない程ではない。写真としてプリントされていたら、近寄ったら周辺部が流れていた、その程度だと思って頂ければ良いだろう。

逆光、半逆光では、超広角だからハレ切りが出来ない。だから物凄いフレアーになる事がある。F8まで絞るとフレアーが軽減されるが、F5.6でも甘い描写になる。これをどう考えるかだ。ソフトフォーカスっぽい風景になるからそれを面白いとするカメラマンならこのワイコンを買っても損したとは思わないだろう。いずれにせよ、4600円なのだ。多くは望んじゃならない。

とにかくワイコンを装着して構図全体でしっかりした像を望むのだったら順光だろうが逆光だろうがF8以上絞る事、これを忘れてはならないし、甘い描写を逆手に取って花等を狙う時は敢えて逆光でF4~F5.6を選択する(絞り開放は駄目駄目(笑))、そんな撮影法もあろう。

今のところ、ワイコンを活かした、ワイコンの(歪曲修正後の)15mmの画角じゃないと駄目、そんな写真は撮れていないが、夏季休暇では幾つかの廃墟を撮っているだろうし、いずれまた話題にしたいと思う。

とにかく私の場合は、用途がなく、棚に置きっ放しのDA18-55mmレンズがまた使えるようになった、それだけで大満足なのだった。

本日の写真は直線で構成されている被写体はないので、歪曲補正せず、12.6mmのままの風景だ。こういう風景だったらF8まで絞り込めば結構使える写真になると思う。

次回は本日の内容を踏まえて、幾つかサンプル写真を掲載しようと思う。


にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です



コメント

  1. ハンドル職人 | URL | Ko3VlV3g

    こんにちは!

    私はどうも自分の伝えたいことを文章として表現するのが下手でして
    そのあとBigDaddyさんに補足を兼ねて詳しくご説明下さりましたこと
    改めてこの場をお借り致しまして感謝申し上げます。
    ありがとうございました。

  2. BigDaddy | URL | -

    > ハンドル職人 さん

    いえいえ、こちらこそ、ハンドル職人さんの記事在ってのネタです。
    またF8まで絞ると流れが止まる、その辺の情報は、ハンドル職人さんのテストをそのままパクっています。最初はそれに全く気付きませんでしたから(笑)。

    本格的な建物写真には向かないでしょうが、レタッチすれば、おおよその風景で十分に使えますので、重宝します。来週、夏休みを取りますが、勿論持って行きますよ!。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)