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コマ数撮らなくなったなぁ~

2012年07月29日 00:00

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Pentax K20D, SMC FA35mmF2AL

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



コマ数、即ちお散歩写真での撮影枚数、以前と比較して大きく減った。特に意識している訳ではないのだが・・・。

通常のお散歩写真だと11時くらいから撮り始めて、昼飯を挟んで16~17時くらいまで。正味5時間弱ってところ。それで600枚くらいは撮っていた。旅行ともなれば(車での移動時間が短ければ)1日1000枚近くまで延びるし、涎が出ちゃう廃墟なんぞ見つけちゃった日には1200、1300枚は当たり前。

それが今では通常のお散歩写真では300枚を超える事は滅多にないし、旅行で、しかも廃墟を仰山見つけても、例えば6月の千葉の旅では廃墟三昧の撮影行だったのに関わらず750枚程度で打ち止め。

アホみたいに撮っていた時期と比較すると半分に減った事になる。どうも昨年の秋くらいから一気に減って今に至っているようだ。

その時期に減った、そうなるときっかけはK-5の購入だろう。それまでのPentaxのカメラ、K-7、K20D、K10D、K-mってのはどうにも信用おけない、どこかに欠陥があるんじゃなかろうかと常に疑っていた。

一時期、写真が曲がってしまう、そんな現象に悩まされ、結果的には自分の撮影法に不備があったのだが、K10Dは明らかにセンサーの傾きで修理をしていたので、K20DやK-7でも「おいおい、本当にセンサーが傾いていないのかい?」と機材のせいにしようとした時期もある。

ピント精度もそう。これは何度もPentaxのサービスに調査して貰い、K-m、K20D、そしてK-7の3台のピント精度が甘かった事が判明し、調整をして貰った後でも同じく「おいおい、本当にピントが来ているのかい?」と疑心暗鬼状態だった。

だから数撃つようになる。写真が曲がってしまうのだったら意識して角度を微妙に変えて数コマ、ピントに関しても1コマじゃ不安だから、絞りを変えて2コマ、3コマと撮影を重ねる。その結果、1000枚なんて数字になる。

それが、ある時突然、写真が曲がってしまう癖がピタリと治まり、さらにK-5を購入してからはピント精度に対して(サービスで調整をしてからは)ある程度信頼の置けるものになり、撮影枚数が一気に減ったんだと思う。

時に、K-5はK-7やK20Dと比較すると露出に癖がある。風景によって露出オーバーになったり、ほんのちょっとカメラを振っただけで露出が物凄く暴れたりする。だから購入してすぐは慣れなかったが、そういう写真は数十枚に何枚かあるかだけで、これで枚数が嵩むと言う事はほとんどなかった。

加えて、脳味噌が描く撮影イメージ、意図とでも言おうか、それが固まってきた事も確かだ。フィルムカメラからデジタルカメラの移行がすんなり行かなかった為、写真を撮らなかった時期(記念、記録写真を除いて)が5年以上もあったのと、デジタルは何枚撮ってもタダ、そんな事から一昨年くらいまでは横位置、縦位置、引いて寄って傾けて・・・、その場で考えられるありとあらゆる構図を試していた。

フィルムカメラの場合、脳内イメージのピークは撮影時、でもデジタルカメラの場合、そのピークは撮影後、パソコンに向かってから、それが当然だと思っていた。いや、これは今も思っているのだが、撮影中に以前よりも考えるようになった、フィルム時代の感覚に少し戻った事も確か。

1ヶ月程前の事だったろうか。新宿御苑で散歩写真をしていた際、花の周辺を舞う蝶を連写、連写、連写しまくっているEOSカメラマンを見て、「動きまくる蝶にピントを合わせるのは難しいだろうが、そこまでして撮るカットじゃないだろ」と嫌悪感を覚えた。10枚、20枚じゃない、3桁の世界だ(笑)。

何て言えば良いだろうか。フィルムカメラ時代、失敗もあったが、少ないコマ数で良い風景をモノにした事の方が多く、プライドとでも表現しようか、撮影テクニックと撮影中に明確な意図があれば無駄撃ちする必要もない、そんな気持ちが心の底にずっとあったんだと思う。

そのカメラマンが昆虫専科だったらまだしも、蝶の撮影に飽きたと思ったら、普通に風景スナップを撮り始めたから余計そう感じたのだろう。本気で昆虫を狙うのだったらもっと腰を据えて頑張れよって言いたい。蝶を撮る、蝶を撮れる自分、そんなプライドがあったら、3桁の連写はしないだろう。

この撮影法を否定している訳じゃない。先に述べた通り、撮って撮って撮りまくるのがデジタルカメラの正しい使い方だし、機材の長所を活かすのはフィルム時代と変わらない。EOSの一桁モデルはAFと連写が最大の武器、むしろ使わなきゃ損、それを持つ意味がない。それでも「あれじゃ小学生でも撮れるぜ」と思ったのも事実。そう周囲に感じさせるようではカメラマンとしてちょっと情けない気もする。

本日の写真、まぁ当然、蝶だわなぁ~。以前別ブログで他のコマを紹介したが、今回は最大まで寄ったコマを掲載してみた。上が窮屈な感じがしたので没にしたんだと思うが、今見るとこれはこれでいいんじゃないの?、とも思っている(オリジナルは下にもっと空間があり少しトリミングしている)。

昆虫専科ではないので、運良くたまたま撮る事が出来ただけだが、撮影機材はEOS一桁には遠く及ばない。当然気合と根性で1枚1枚しっかり撮ったもの。これが良いか悪いかは関係なく、この写真が思い出となっている、撮影時の状況を全て記憶している、それが重要だ。

廃墟の庭、いや庭と言うよりもはやブッシュ、足場は悪い、真夏の撮影で汗ビッショリ、蚊が何十匹と寄ってくる、第一、昆虫を撮る為の機材じゃない。さらに近くに下水道があるのか、お鼻が曲がるくらいの悪臭、そんな中の1枚、しっかりと管理された有料の公園でカメラ任せに100枚撮った中の1枚とは違うぜ!、と心の中で叫んでいたりする。

とは言え、こんな事を書いていても、あくまでも写真は「結果優先」だと思っている。撮影の過程、苦労なんてドーデも良い。だからその100枚カメラマンが、うち1枚でも皆があっと驚くような風景を撮影出来ていたらそれはそれで凄い、素晴らしい!、と賞賛する。

つまりだ、撮影過程を鑑賞者が知ると興醒めする事も多く、「言わぬが花」。「100枚連写した中の1枚だよ」なんて口が裂けても言っちゃ駄目(笑)。苦労、自慢話は愛嬌。そもそもカメラマンなんて自意識過剰な人が多いのだから。

さて、明日より少し早い夏季休暇。特に廃墟を・・・、と言う訳ではないが、スケジュール通りに撮影をこなせれば幾つかの廃集落を巡っていると思う。明日以降のコメントへのお返事は数日遅れます事を申し上げておきます。


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コメント

  1. solo | URL | -

    BigDaddyさん
    この記事読んで、う~んう~んと頷く自分がいますね。(笑)
    フィルム撮影は、現場でのイメージの再現力にウエートを置き、
    デジタル撮影は、パソ作業時のイメージの自由度を楽しむ傾向にあります。

    夏季休暇ミステリーツアーを楽しんできて下さい。
    蝶の写真も評価出来ますが、記事に拍手を0.8ポイント入れました。

  2. BigDaddy | URL | -

    > solo さん

    フィルムとデジタルは明らかに異なりますし、撮影、そして撮影の楽しみ方は人それぞれですが、仰る通り、フィルムは現場、デジタルは撮影後のウェイトを持つ、これは正しいでしょうね。

    私個人は将来的にはデジタルはAPS-Cのまま今まで通りの撮影をし、そしてフィルムは中判のレンジファインダーを使って、現場の最後の1枚としてしっかりと撮影したいと思っています。言い換えると、デジタルはそのフィルムの最後の1枚の為のテスト、そんな感じが理想でしょうか。

    勿論、テストとは言え、デジタルは撮影後の処理で如何様にも化けますので、最終的にはデジタルの方がより己の感性とマッチしている事の方が多いのでしょうけど(笑)。

  3. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    おぉっ!
    凄いシーンが撮れましたね。
    アゲハは 桜か梅の類に 卵を産むそうですよ。
    昔 庭にも その類の木があり、こんなシーンを写しましたが、その後 毛虫がドッサリ^^;

  4. いのくま | URL | 1zy/x5P2

    こんばんは。
    僕もピントが外れてたらどうしようとか考えて、
    ついつい沢山撮ってしまうクチです(^^;
    撮影スタンスには人によっていろいろありますが、
    BigDaddyさんのおっしゃるように、写真は結果が全て。
    結局、見る人にとっては、その写真がどう撮られたかなど
    ほとんど関係ないのですよね。
    そんなことを考えながら、やっぱりついつい沢山撮ってしまいます。。

  5. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    私の写真の大半は偶然で、しかも東京の真ん中でブッシュに囲まれた廃墟も含め、こういうのに巡り合えるのは運が良かったのでしょう。

    蝶の毛虫と理解していれば気持ち悪くはないのでしょうが、私なんて昆虫の知識は皆無なので、毛虫は毛虫、周囲が毛虫だらけだったら撮らずにとっとと撤収するでしょうね(笑)。

  6. BigDaddy | URL | -

    > いのくま さん

    仰る通り、公開された限り、写真は撮影者のものでなく、見る人のものなんですよね。だから撮影の過程なんて恐らくほとんどどうでも良いのでしょう。

    また写真には正解ってないのでしょうね。構図や露出もそうですし、その撮影過程にも正解は無い。終わり良ければ全て良し、他人がその写真を認めた時点でそれが正解なんですよね。

    先日、ひまわりの蜜を吸っている蝶を接写しましたが、確かに動体予測モードでアホみたいに連写すればそのうち1枚はしっかりとピントが来る写真を撮れたのでしょうが、やっぱり1枚1枚考えながら撮っていました。自分のプライドとの戦いでしょうか(笑)。

    蝶って蜜を吸っている時って羽根を閉じているようで、自分が撮りたかったのは羽根を広げている蝶、結構粘りましたよ~(笑)。

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