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夏の撮影旅行その5 - 廃校を尋ねて(後編)

2012年08月22日 00:00

裏庭の図

裏庭の図

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回の記事からの続き、廃校を尋ねた後編だ。

関連写真がMy Favorite Things ~写真生活~の「廃校を尋ねて - 4時10分前で止まった柱時計」、にもあるので合わせてどうぞ!。

まずは本日のトップ写真、裏庭から校舎を写してみた。廃墟云々でなく、こういう風景が好き。古さを表現したく、現像処理にてシアン系の発色にしてみた。

丘の上、校舎の裏は森になっている、この牧歌的な雰囲気、現役で使われていた頃、こんなにも草は生えていなかったろうが、丘の上、校舎裏の森、自然に囲まれた学校、無いものねだり、東京人としては羨ましい風景だ。

ちなみにこの裏庭に回ろうとした時、また蜂らしき物体に追いかけられた。うーん、夏は本当に蜂って怖いかもしれない。とにかく耳にブーンと何かが寄ってきたら、とっとと逃げるこった!。


廃校


廃墟、廃屋を訪れると不思議に思う事がある。上の写真、どうやら学校行事でのスライド。何枚か太陽に透かすと劣化して鑑賞不能と言う訳ではない。

以前、昭和50年代に廃となったであろう民家を探索した時、子供の七五三っぽい写真がそのまま飾られていたり、また他の廃民家ではあかちゃんを命名した際の色紙が飾られたままになっていたりもした。

廃民家なら代が途絶えそれらを引き取る親族がいなかったとも考えられるが(ただそうならば仏壇もそのままだとは思うが)、この場合、廃校でも、今でも年に何度かは現役で各種行事で使われているようなので、人の出入りはそこそこあると思う。何故放置されているのか・・・。

そう言えば栃木県は足尾の本山、すでにほとんど解体されてはいるが、以前はほぼ自由に出入りが出来たらしい。ところが地元の住民曰く、ある時、本山の敷地内にあった備品が持ち出され、インターネットのオークションで売買された事が発覚し、それから(解体工事で危険との理由も加え)一般の人間が本山に入れなくなったと言う。

またブログ仲間からの情報で埼玉県の某所、全国的に超~有名な鉱山地区、ここも近頃の荒らされようってのがひどいらしい。ここは以前は本社に撮影許可を得れば余程の事がない限り、自由にあらゆる場所を撮影出来たのだが、昨年夏に確認したところ撮影許可は下りないとの事。

勿論、撮影許可を得られなくても廃墟マニアはあらゆる廃墟に侵入するが(撮影許可を得て撮影している人の方が珍しい)、埼玉の某所も足尾と同じようにセキュリティが厳しくなる日も近いかもしれない。今回の学校だって荒らされたらいずれセコムが入っちゃうだろう。

写真のスライド、一部のマナーの悪い廃墟マニアが勝手に引き出しやロッカーから取り出して写真撮影の為だけにそこに置いた可能性の方が高いと思う。事実、スライドそのものにはほとんど埃が無かった。最近どこからか持ち出された感も強い。

廃墟マニアは他所様の敷地に勝手に入り込む事が多く、マナー云々について偉そうに語ってのはならないのだが、それでも大半のマニアは己に一定の基準、ルールを設けて、なるべく過去の、時間が止まった頃のまま、それを記録する事を望んでおり、無理に物を移動したり、盗んだりする輩に対して怒りを覚えてしまう。



廃校


上の写真、2階から外階段を眺めた図。木造校舎に木造の外階段、まさに私が望んでいたような廃校。このまま日没までずっと写真を撮り続けたい。ところが・・・。

校舎内で「人、もしくは人に見える何かを見てしまった」のである。ある部屋をガラッと開けたところ、男の人が寝ていたのだ。

上述した通り、ここは今も集会所として利用されているので、普通に考えればその土地の人が昼寝をしているだけ、びっくりはするだろうが、それは事件でもなんでもない。

でも良く考えると、まずここは丘の上に立っている。麓からは2つのルートがあり、どちらも200メートル以上の上り坂となる。子供ならいざ知らず、大人であれば車でやってくる筈。でも車なんてどこにも見当たらない。

それに幾ら現役で使われているとは言え、この日は猛暑、窓が開け放たれている訳でもなく、写真を撮っているだけで汗だくなり、わざわざそんなところで昼寝をする人間がいるであろうか?。しかもこの日は平日、普通の大人だったら仕事をしている。

長い坂を車で来ない・・・、これは免許を持っていないとも考えられる。そして免許を持っていない人が、たまたま仕事をサボってそこで寝ていた、もしくは私のような不法紛いの侵入者の監視として毎日町から一人、廃校で監視をしていてが、余程退屈だったのか、寝てしまった・・・、色々と考えられるが・・・。

いずれにせよ、それが人であったら、こっちは校舎内をドタバタ歩きながら写真を撮っているのだから、気付かない訳が無い。私が現地の人間であったら、侵入者を追い出すか、追い出さないにせよ、物盗りや落書き、放火等の犯罪紛いの事はするなと注意するか、警察を呼ぶかするだろう。

じゃぁそれが人でなかったとしよう。人に見える何か・・・。でもその場合、寝ている姿を見せるだろうか?。一般的にその手の手合いは何かを恨めしいと感じるか、その場所から出て行けなるメッセージを与える為に化けて出てくる訳で、もしそうならば私に何かを訴えかけていた筈。

寝ている姿を見て、こっちはぶったまげて学校を後にしたのだから追い出しには成功しているとは思うが、化けて出る程の力があるのだったら侵入直後に出てくるんじゃなかろうか?、と思うのだった。

まぁ私としてはそれが人でも人でなくてもどっちでも良いのだが、撮影途中で血相を変えて脱出したので、ちょっと物足りない気分。せめてあと30分、撮らせてくれていれば・・・。無念でならない。

一応、その何かが寝ていた部屋以外は全て撮影をしたのだが、私の場合、廃墟を探訪する場合、まずは全体を歩くようにしている。歩きながらいわゆる「説明写真、記録写真」を撮る。それを撮り終えたら、もう一度スタートラインから今度は小物に目を付け、寄り写真、心象写真を撮る。今回はこの心象写真をほとんど撮れなかった・・・。

これはもう一度、桜が綺麗な場所だから来春にでも行くしかなかろう。下はその桜並木。


廃校



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コメント

  1. | |

    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

  2. solo | URL | -

    BigDaddyさんへ
    これはもう一度、桜が綺麗な場所だから来春にでも行くしかなかろう。
    楽しみですね。

    この緑 良い色出てますね。
    画角も自然で癒されますね。

  3. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    なにやら 恐ろしい話ですね。
    僕なら見なかった事に出来るでしょうか。
    これが近くであっても 行きたし怖しですね。

  4. BigDaddy | URL | -

    > 鍵コメさん

    一応、不安だったので、その後何日かネットでその地方のニュースを検索していました(笑)。が、そのような事例はなかったようで、まぁ地元の人が居眠りしていたってのが事実だとは思うんですけどねぇ。

  5. BigDaddy | URL | -

    > solo さん

    ありがとうございます。

    そうですねぇ、ここはもう一度訪れるつもりです。いや、訪れなくちゃならんと思っていますよ(笑)。やはり桜の時期ですよね。この学校の道沿いの桜の木はそれはそれは見事だったのでさぞかし、美しいことだと思います。

  6. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    例えばそれが人でなかった何かだったとしたら、人に見えるような力を持っているのですから、撮影した写真にも影響がある筈ですが、そうでもなく・・・。やっぱり、地元の人が居眠りしていたんだと思いますけどねぇ。ここはもう一度行こうと思っています。それでまた同じ物を見たら、信じますよ、人以外の何かがいるって事を。

  7. hidemaro2005 | URL | -

    あたしは職業柄、「廃校」に関わる事が多いのですが、廃校後のそれぞれの校舎の扱い方はまさに千差万別です。ある廃校では、歴代校長の肖像がそのまま野ざらしになってたり、いずれ、UPしようと思いますが、雪で崩壊した校舎が国道沿いに平気に野ざらしになってる姿も見かけます。「感性」の問題なのでしょうが、どうにも割り切れない現実はそこかしこにあります。「廃墟撮り」には、その奥底の何かを引きずりながら撮るのかもな?・・・そんなことも思った次第です。

  8. BigDaddy | URL | -

    > hidemaro2005 さん

    実は私の周辺も学校関係者が多く、廃校に関わる事が多いんです。尋ねたところ、hidemaro2005さんが仰る通り、備品などそのままである事が多いようです。廃校になっても先生や生徒達はどこかに統合される訳で、その手の学校の歴史を知る備品は持っていかないものか?、違うらしいのです。「結局、近い将来、邪魔になって誰かが捨てなくちゃいけないから放置しておく」だそうです(笑)。

    国道沿いの雪で崩壊した校舎・・・、うわぁ、見てみたい風景ですねぇ。ふと思いました。この前記事にしたように、建築途中の廃墟って何か面白味に欠けるんです。そこに生活感がないからでしょう。となると、学校でもその他施設、民家でも、綺麗に備品が片付けられていて、もぬけの殻だったら、それはそれでやっぱり面白くないんですよね(笑)。

    民家の廃屋に侵入して、捨てられている新聞を見る限り、10年位前に廃屋化したのに、醤油瓶の中に黒い液体が入っていたりすると、ちょっとドキドキするんですよね(笑)。

  9. 梅サクラ | URL | zwRScLrQ

    もう一つのブログはこちらですね!

    廃校を見せて頂きました。
    事件があったんですね?
    一般の家でも、空き家は用心をしないとなりません。
    放火などあってもいけないし・・・。

    この廃校、ドラマの舞台になったんですか。
    もう少し、管理出来ると良いですねっ。

    ところで、埼玉県の某所は、以前はセメント会社があったところですね。
    今はもうないと思いますが・・・。
    時々、その地方は、訪れていました。

  10. BigDaddy | URL | -

    > 梅サクラ さん

    こちらにもコメントありがとうございます。

    ここが舞台となったドラマはさほど有名ではないので知らない人の方が多いかもしれません。

    廃な物件には火事になったものや、廃屋になってから悪戯で放火された跡とかも結構ありますしね。用心と言うよりも、巡る人々の良心に問いたいところです。

    埼玉の某所、確かに底へ行く道中にセメント工場があったような気もします。埼玉はセメントで有名ですから、セメント関連の廃物件って結構あるのかもしれません。

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