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Ricoh GXR用 A16 24-85mmレンズを使ってみる その3

2012年09月05日 00:00

真珠の耳飾りの少女

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Ricoh GXR, A16 24-85mmF3.5-5.5

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Ricoh GXR用 A16 24-85mmレンズを使ってみる その1
Ricoh GXR用 A16 24-85mmレンズを使ってみる その2

これらを踏まえて、独断と偏見でまとめてみよう。

デカかろうとS10ユニットと焦点距離が被ろうと関係ない。このA16 24-85mmF3.5-5.5ユニットは十分使える代物だ。今、A12の28mmと50mmに食指が動いている方は、A16 24-85mmを是非にもお勧めしたい。特に様々な風景を切り取りたい、そんな方には最高のツールだ。

前回に書いたような欠点に目を潰る事が可能ならば万能ユニットだ。広角側の歪曲にはビックリするが、それはボディ内の歪曲補正を掛けたり、再現像で補正すれば良い。

解像力に関してはA12の28mm、50mmに勝るとも劣らない像を結んでくれるのだから、それが24~85mmの間で利用出来、お散歩写真にはピッタリだ。もし私が突然にGXRとA16だけで写真を撮らなくちゃならない状況になったとしても、さほど不満は感じないだろう。

コンパクトカメラと考えると大きく、Olympus、Lumix、Sonyのミラーレスカメラと同じサイズになってしまうが、きっと期待は裏切らない。お散歩写真や小旅行には絶好のお供になってくれるだろう。

不満点は2つ。まずはシャッターを切った後のブラックアウト。たかが0.5秒でも相当イライラするし、動く物へのAF能力は皆無に等しいので意外と動きが速い猫などを撮ろうと思うと難しいかも・・・。それと内蔵のフラッシュだとケラれてしまう、これは旅行カメラとしては残念な仕様だ。

ではすでにA12 28mmや A12 50mm、またMount A12をお持ちの方はどうだろうか?。これは難しい。どんな被写体を撮っているかに関わってくる。単焦点レンズで賄える風景であれば、無理にこのレンズを使う必要はない。

時にMount A12を利用されている方は、Mレンズや各種マウントアダプターを介して様々なレンズを装着し、「オールドレンズを持つ喜び」を今後も楽しまれた方が「GXRらしい」とも感じてしまう。しかし、ミラーレス軍団でもそれは同じだから難しい。

これから本格的なカメラを買おうとされているのならGXRと言うカメラシステムはマニアックであるから「騙されたと思って使うがいい」とは口が裂けても言えない。やっぱりミラーレスカメラの方が万人向けだし、より本格的な装備を望むのだったら、傘下にあるPentax K-30に18-55mm、もしくは18-135mmのセットの方が遥かに良い。

と言うのもPentax K-30は恐らくこのA16 24-85mmと同じSonyセンサーが使われ、ローパスフィルターの効果を最低限にしているのも類似している。つまりセンサーの持つ解像度(数値で表せる)はほぼ同じと考え良い。後は、それに装着するレンズの性能により、人が理解出来る解像感の優劣が出る。

将来、A16 50-200mmとかA16 70-300mm、その辺のユニットが発売されたとしても、レンズそのものが相当に大きくなるだろうし、総合的に見れば、AF、ドライブスピード、ISO感度範囲、手振れ補正、そしてボディとレンズの防塵、防滴は明らかにK-30の方が上だ(Ricohも馬鹿じゃないだろうから、APS-Cの望遠ユニットにはブレ補正は付けるだろうが、きっと高価な代物になると思う)。

言い換えればすでにデジタル一眼レフや、ミラーレスカメラをお持ちの方もこのユニットのレンズが必要だろうか?。確かに解像感はたまげる。最高だが、その為だけに買う代物ではないだろう。

GXRはP10やS10のコンデジユニットを利用して、コンデジと全く同じように利用も出来るし、外付けのEVFを利用すれば本格的に写真を撮影している雰囲気になれる、これが最大のメリットだと思っている。

しかし2つのコンデジユニットは所詮コンデジの画質、それを考えると同じコンデジ分野でEVFをアクセサリーとして持っているOlympus XZ-1やLumix LX7の方が遥かに良好な画質を得られる。そう、P10やS10を使うだけではやはりGXRはマニアックと言わざるを得ない。

ところがこれにMount A12が加わるとどうだろうか?。APS-Cの1200万画素のセンサーを持っていて、様々なレンズ、Mレンズは勿論の事、少なくとも絞りリングのあるレンズで対応するマウントアダプターが存在すれば、どんなレンズでも使えてしまう。

ここまでお読みになった皆さんはきっとこう思われているに違いない。

「持ち上げたと思ったら、けなし始め、再び持ち上げる、結局、GXRってどうなんだ?」

確かにそう思われても仕方のない文章だろう。しかし、このようにあやふやに書かざるを得ない、これがGXRであり、このA16のユニットなのだ。

私はRicohカメラの各種ボタンなどの使い勝手が気に入っている。量販店で様々なミラーレスカメラ、高級コンパクトカメラを触っているが、この使い勝手に対抗出来るのはSonyのNex-7くらいだろう(OM-D EM-5が一番だが、これはちょっと系統が異なる)。

またGXRの無骨なデザインも大好きだ。同じ外付けのEVFと考えるとSony Nex-5Nと競合する訳だが、Nex-5Nと比較すると断然GXRのデザインの方が気に入っている。

でも使い勝手やデザインは個人の好みでしかなく、ここで言える「唯一の事実」は、A12とA16のユニットの描写力は最高だ、それはAPS-Cのデジタル一眼レフに匹敵するし、それ以上である可能性も高い、と言う事だけだ。

GXR、A16ユニットに興味のある方は、大手サイトのレビューを見るのも良いが、量販店に何度も足を運び、競合する機種ととことん比較するべきだろう。また用途をはっきりさせる事。如何なる風景も撮りたいのだったら、GXRは不向きなのだから。

本日の写真、縦横比は3:2。今回このユニットを借りた際、設定を間違えて4:3で撮影していたので、この写真はAPS-Cサイズから4:3にカメラでトリミングされた像をLightroomでさらに3:2にトリミングした事になる(笑)。まぁオリジナルを掲載する訳じゃなく、その辺は気軽に・・・。


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コメント

  1. Daybreak | URL | ZvmPCRA.

    レビュー、大変楽しく拝見させていただきました。
    「ちょっと使ってみた」という使用期間で、すごく的を得てらっしゃる解説、思わず「そうそう」とユーザー心理を突く点ばかり。
    改めて、A16の使い方や可能性について考えさせられました。

    私自信は本格的なカメラ(?)というのは、GRとGXRしか持っていません。
    いずれはMount A12 とも思っているのですが、レンズ沼にはまってしまいそうなので、ステップズームのあるA16やP10で自分の必要なレンズを探っているところです。
    (というよりも、懐具合が寒いので、レンズ沼に飛び込むのは相当「エイヤッ」と意気込みが必要なのです…。)

    「旅行カメラとしてはどうか?」ですが、私は意外とOKと思っています。ミラーレス機用の中型カメラバックで本体+レンズユニット3個(A12 50mm, A16, P10)は持ち歩けてます。
    メインでA16を使用しておいて、食べ物・ボケを付けたい近距離撮影ではA12 50mm、85mmを超える望遠ではP10で撮影。という感じです。(ただP10を使った望遠域は、一眼に負けるので、記録写真になってしまいがちです。)外部フラッシュについては入手して、A16の可能性を探ってみようと思います。(ライティングの知識はほとんどないので、勉強してみます。)

    レンズの資産をお持ちだったり、今後のことも踏まえると、おっしゃる通りNEX-7など他のミラーレス機がいいのかもしれませんね…。

  2. centerfield | URL | 8bsxoj2c

    少しホッとしました

    もともとはS-10ユーザーだったのですが、
    焦点距離の被りを承知でA16をほとんど衝動買いしました。

    S-10からA16にユニットを換えて初めて撮影したとき、
    そのレンズの大人っぽい描写がとても新鮮だったことを覚えています。

    今回のレビューはA16ユーザーとして、わが子が及第点をとって
    なんとか試験を通過したような気分になり、正直ホッとさせられました(苦笑)。

    まだまだ(両ユニットとも)使いこなすまでには至っておりませんが、
    当面はこのカメラで写真を楽しみたいと考えております。

    それにしても。

    道具としての「カメラ」もそれなりに難しいが、
    表現としての「写真」は限りなく奥が深い!



  3. solo | URL | -

    拍手

    BigDaddyさんへ

    お洒落なお写真ですね。
    松田優作の「探偵物語」を思い出しました。
    工藤ちゃんが今にも出てきそうです。

    空間処理は秀逸!

  4. BigDaddy | URL | -

    > Daybreak さん

    その2までは思った通りに文章を綴れたのですが、その3はグチャグチャでしたねぇ。結論が出なかったんです。近いうちにもう1度借りてみようと思っています。その時はちゃんとRAW3:2で撮るようにします(笑)。

    Mount A12、Minoltaの昔のSRレンズ、Canonの旧FDレンズだと結構お安いですよ。ただそれぞれマウントアダプターも買わないとならないので、色々なメーカーのレンズを使うにはちょっと高くつくかもしれませんね。Pentaxの古いレンズも安いです。

    旅行カメラの場合、風景を撮影する以外に、記録、記念写真として、自分撮りとかしなくちゃならず、そうなるとカメラを自分に向けてと言うのはちょっとA16だと重過ぎるのと、やはり内蔵ストロボがケラれると言うのはちょっとネックかもしれません。まぁそういう時にはP10を使えって事でしょうが、自分撮りの為だけにわざわざP10に交換するのだったら、RicohのCXシリーズを買った方が良いかなぁと(笑)。

    いずれにせよ、2週間後のフォトキナで各社の新しいカメラがどーんと発表されますから、RicohとPentaxがどんなものを出すか、さらには他社のミラーレスがどうなるか、その辺を見定める必要があるかもしれません。

  5. BigDaddy | URL | -

    > centerfield さん

    A16は最高ですよ。ただその3のまとめがグチャグチャになったのは、万人向けかどうか、そこを考えちゃったんです。客観的に捉えれば万人向けではない、GXRそのものがそうなっちゃいます。

    でも本文にも書いた通り、GXR本体のデザイン、使い勝手が好きですし、A16はそこらのデジタル一眼レフよりも綺麗に写りますから、本当は色々な方にお勧めしたいのですけど(笑)。

    例えば、GXRの2台体制って考えもあると思うんです。一方にはEVFとA16を付けっ放し、一方は記録、記念写真用のS10やP10を・・・。まぁそれだとCX6を買った方が楽かもしれませんけど・・・。

    デジタルカメラの場合、コンパクトカメラでも本格的カメラでも、その気になれば、自分で再現像して、己の思う通りの露出、色合いを作り出せますので、フィルム時代よりも、表現する事に関しては、個々のセンスがさらに必要となるのかもしれませんよね。

  6. BigDaddy | URL | -

    > solo さん

    お褒め下さりありがとうございます。うちのブログ、文章中心なので、意外と写真を褒めて下さる方が少なかったりします(笑)。下手の横好きならまだしも、一応、フィルム時代からと歴が長いので、写真を無視されるとガッカリしちゃう事も・・・。

    探偵物語、大好きでした。再放送を含め何回見た事か・・・。舞台は確か渋谷なんですよね。あれでペントハウスに住む妄想を何度した事か。当時の渋谷は、少し奥に入ると、結構ごちゃごちゃしていたんですよねぇ。

    時に、つい昨日、ある方のブログを見ていて、「工藤珈琲事務所」と言う喫茶店がある事を知りました。北海道なので行けませんけど、もし北海道を訪れたら是非とも行きたい場所の1つですねぇ。検索エンジンでご覧になってください。


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