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Lightroomのカメラプロファイルを悪用する

2012年10月09日 00:00

長瀞にて

長瀞にて

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



タイトルに「悪用」と書いているが、特に法律に引っ掛かる事はないと思う。

残念ながらPentax K-5のカメラプロファイルはLightroomには存在しない。NikonやCanonはそれぞれのピクチャースタイル毎のプロファイルが存在し、それにジェラシーを感じたPentaxユーザーは多いだろう。そこでNikonやCanonのカメラプロファイルをPentaxカメラで利用出来るようにしちゃおうぜ!、なるお話を。

Lightroomのカメラプロファイルは拡張子が「dcp」で、例えば、Nikon D800Eのビビッドに対応しているカメラプロファイル名は「Nikon D800E Camera Vivid.dcp」である。これは残念ながらD800Eでしか使えない。勿論、Nikon D800でも使えない(D800はD800用のプロファイルが存在する)。

これをPentax K-5でも使えるようにしちゃえないだろうか?。一応駄目元でそのファイルをLightroomのPentax K-5用のフォルダにコピーし、名称を「Pentax K-5 Camera Vivid.dcp」と変えてみたが駄目だった。まぁそうだろうな(笑)。

恐らく、dcpファイルの中にカメラ名が保存されており、それをLightroomが参照し、写真画像のEXIFデータと照らし合わせ、同一のカメラだと確認して初めてそのプロファイルが使えるような仕組みになっているのだろう。

JPGファイルのEXIFデータの内容を修正、変更するツールは存在しているが、確かRAWファイルのEXIFを変更するツールは無かったと思う。また存在していてもいちいちEXIFの中身をいじくるなんて面倒だ。

そこでこの手の事は海外のサイトを探せばなんとかなる!。案の定、「dcpTool」なるソフトウェアを見つけた。これはdcpファイルをデコンパイル(テキストファイル化、中身を人が読める文字にしてくれる)にし、反対に書式に従って書かれたテキストファイルをdcpファイルにコンパイルもしてくれちゃうツールだ。

※ダウンロードはここからの方が良いかも

そこでそのdcpファイルをデコンパイルするとあったあった!、確かにカメラ名が明記されている。

<UniqueCameraModelRestriction>Nikon D800E</UniqueCameraModelRestriction>

上のような一文を発見。なるほど、ここを「Pentax K-5」にしちゃえばいいだけのお話ね!。テキストエディターでそれを編集し、dcptoolでまたコンパイル。ファイル名を「Pentx K-5(Nikon D800E) Vivid.dcp」に変更し、dcpファイル用のK-5フォルダに放り込む。

Lightroomを再起動すると、ちゃんと、そのプロファイルが利用出来るようになった。でもまだ問題がある。それはプロファイル名である。Lightroomのカメラプロファイル名はdcpの中では、、、

<ProfileName>Camera Landscape</ProfileName>

ここにあるので、これを判りやすく「Nikon D800E Camera Landscape」とした。これでオッケー!。Nikonの場合、ピクチャースタイルの風景は全てLightroomでは「Camera Landscpae」として表示されるので、ここをユニークな名称にしておけばK-5でD800E、D800、D7000・・・、Lightroomが提供するNikonカメラの全てのカメラプロファイルを利用出来るようになる。

本日の写真はPentax K-5の写真をPentax Digltal Camera Utility 4のカスタムイメージ「風景」を使って現像したもので、Silkypixの画像処理エンジンでK-5のカメラ内現像を模倣しているので、実際のカスタムイメージとは異なる絵になってしまうが傾向は似ている。

※「リバーサルフィルム」や「銀残し」なんて傾向すら似ておらずPDCU4は粗悪品だ

そして下の1枚目はK-5と同じセンサーを使っているNikon D7000の「Landscape」、このカメラプロファイルを使って現像したものだ。

但し、Lightroomのカメラプロファイルは色温度が重要なファクターのようで、これにより大幅に色が変化するので、敢えて統一性を保つ為、どちらも5000Kに設定している。似たような傾向だが、D7000の方がコントラストが強く、全体にちょっと暗い。

2枚目はやはりK-5と同じセンサーであろうSony Nex-5Nの「Landscape」を使ってみた。同じく色温度は5000Kにした。こちらはD7000とは反対に明るい像になっている。


D7000 Landscapeを使って現像

参考1


Nex-5N Landscapeを使って現像

参考2


勿論、これらのカメラプロファイルはカメラ毎の設定なので、他のカメラで利用すると色温度、彩度、色相など全てがおかしくなる可能性が高い。細かいところで色が転んだり、色収差なども出てくるかもしれない。第一、Pentaxカメラ専用のPentax Digital Camera Utility 4でさえ、カメラが吐き出す画像と全く異なる絵を作るのだから(笑)。

よって実際には何の意味もなかったりする。でも各社、各カメラの画像処理エンジンの傾向が何となく判るのは面白いし、Pentaxよりもないがしろにされているフォーサーズ系、Olympus、Lumixもこのdcptoolを使って他社のカメラプロファイルを利用する事で、差別されている気持ちが多少は和らぐのではなかろうか?。そう、気分の問題だ。

また、他社のカメラをメインでPentaxのカメラをサブで使われているようなカメラマンで、サブのPetnaxでもメインのカメラと同じ色合いで現像したい、なんて方には結構使える裏技かもしれないし、このdcptoolを使って、お気に入りのカメラプロファイルがあったらそれはそれで結構な事。

では私はこれを活用しているか?。うーん、こうやってネタを書いておきながらNOだったりする。現在利用しているカメラプロファイルはColorChecker Passportを利用して忠実な色を再現したであろうK-5用のプロファイルを使っている(これも海外サイトから見つけてきた)。

ColorChecker Passportとは

別にAdobe Standardのままでも何ら問題は無い。どんなカメラでも名称こそAdobe Standardであるが、中身は各カメラ毎にキャリブレーションされているようで、Pentaxで言えばカスタムイメージのナチュラルがそれが該当するのだろう(Adobe Standardの方が全体に少し暗いと思うが)。

時に、Pentax独特のカスタムイメージである「雅(MIYABI)」。これのLightroom用のカメラプロファイルを2年前から探しているのだが、皆無。どうも多くの人がこれに挑戦していたようだが、全員撃沈されたみたい!(笑)。

※このdcptoolはMS-DOSコマンドラインから起動するので、UNIXやMS-DOSの知識がないと利用出来ないと思う。


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コメント

  1. | URL | -

    dcptoolについて質問させていただきます。
    dcptoolはダウンロードしたのですが、デコンパイルで躓いています。
    別途なにか専用のソフトが必要なのでしょうか?

    手順を詳細に教えていただけると幸いです。

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