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センサーサイズ vs ローパスフィルターレス vs フォビオン

2012年10月21日 00:00

埠頭にて

埠頭にて

Canon EOS-1NRS, EF50mmF1.4

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10月初め、ようやくPentaxからK-5II、IIsの公式の写真サンプルが発表された。なるほど確かにIIとIIsには差を感じる。そこで今回のネタだ。

Pentax K-5IIsがRiochのA16レンズユニットとほぼ同様の解像感を得られていると言って良いだろう(個人的にはA16の方がカリッとしているとは思うが)。ではこれがSigmaカメラが採用しているフォビオンとどっちが良いのだろうか?、そんな疑問が沸いた。

まだK-5IIsのサンプルが少なく何とも言えないが、低ISOではGXRのA16の方が解像感は高いように見える。と言うのも今日現在で見られるサンプルはスターレンズやFA Limitedレンズを使った作例ばかりで、超高価なレンズとA16の比較だから、レンズの性能を差し引いて思考するべきで、となるとセンサーそのものの違いがここに出ているんだと推測する


Sigma SD1 MerrillユーザーがPentax K-5IIsを早速予約し、かつ機材テストが大好きでブログにレビューを書くのが億劫でない、そんな奇特な人間・・・、いないだろうなぁ。いたらカメラの優劣云々なんてそんな狭い心で読んじゃ駄目だろう。オンリーワンの記事、ありがたく合掌して読まないと。

SD1 Merrillの画像や、DP Merrillシリーズの写真を等倍で見ると、確かにカッチリしている。Rioch GXR用のA16ユニットで得た感動が蘇ってくる。風景もレンズも異なり、厳密に比較すればフォビオンの勝利だろうが、大きな差は感じられない。

それとSD1 Merrillは高感度、ISO400がギリギリ、ISO800ですでに使い物にならない、そんな情報が多いが、見る限り、ちゃんと現像ソフトでノイズリダクション処理を行ってやれば、解像感が良いので、ISO1600までは使える画質になっている気がしている。

だから明るいレンズを持っていて廃墟の屋内なんて撮影しない限り、通常のお散歩写真なら「スペック的」には十分に使えるカメラなんだと思う。

ところがメカ部分、機能的には他社のベーシックモデルと比較するのも可哀想なようで・・・。でもこれもフィルムカメラに毛が生えた、そう思えば、別に連写もしないし、ライブビューだって要らないし、AFが遅くてもピントさえ合ってくれれば・・・、そんな割り切りの出来るカメラマンには良いかもしれない。

幾つかのレビューを見た限りの感想としては、処理の遅さはPentax K20D、高感度の悪さ、ノイズの多さはK-7、そして画質はRioch GXRのA16レンズユニット、そんなカメラに思え、これはこれで面白い!。

つい1年前までK20Dの処理の遅さ、K-7の高感度での画質の悪さに閉口し、撮影中、如何にイライラせずに、そして感度を落として写真を撮るか、それを励行していた人間としては多分問題なく使えるなと感じるのだった。

NikonやCanonユーザーはSigma、フォビオン搭載カメラはきっと不快になるだろうが、Pentaxユーザーはその辺しっかりと経験しているから、さほど気にならない筈。さらにはSD1 MerrillにはK20DにもK-7にもない、さらにはK-5IIsさえも上回るであろうゴージャスな解像力があるんだから。

しかし解像力だけでこのカメラを使いたいなる思考は無い。先日も述べたが50インチの大モニターで鑑賞会を開いたり、常にA1、B1までプリントする人を除けば、現状はA3ノビが標準的なプリントサイズだから、そこまでの解像度は要らない筈だ。

精神衛生上、モニター等倍表示でカッチリ描写されているに越した事は無く、私個人は無類の等倍鑑賞好き?、で等倍で鑑賞してキリリと引き締まった像を見るだけで心が洗われる、いや、浮かれると表現した方が良いだろうか。しかしそんな人間でも現実的な思考を持つと・・・。

例えばPentaxの場合、旧製品でもファインシャープネスかエクストラシャープネスを+2~+4にする事で1600万画素のJPG写真でも十分に解像しているし、ちょっとエッジが足りないと思えばレタッチソフトでエッジ部分にシャープを掛ければ等倍表示でも気持ち良く、A3ノビ程度の大きさならさほど違いは見出せないだろう。

※Pentax公式サンプルを見る限り、K-5IIsとK-5II(旧K-5も)の違いは、シャープネス2つ、3つ分くらいであろう。K-5IIsは通常の写真ならシャープネスは0で標準的な絵(もっとも写真らしい)になるだろうから、ローパスフィルターのあるK-5IIと旧K-5は+2~+3で(A3ノビプリントなら)ほぼ変わらない像になる筈だ

また2400万画素以上のカメラであれば135、APS-C関係なく、それを1600万画素に縮小すればシャープを無理に掛けなくてもかなりはっきりした像を等倍でも見られる。ローパスフィルターがあってもNikon D600が良いと思っているのはその辺。

D600が正月には確実に20万円を大きく割ったプライスになる、K-5IIsも10万を切る事はないだろうが、限りなく10万、そんな値になってくれ、それを考えるとSigmaユーザーには申し訳ないが、SD1 Merrillは10万を割るくらいの価格になってくれないと手を伸ばしにくい。

運が良かったのは、K-5IIsが発表される以前に、Ricoh GXR用のローパスフィルターレスのA16レンズユニットを使えた事。これでローパスフィルターを取り除いた際の解像感を知る事が出来た。だからK-5IIsが同じ解像感を持っていてもビックリはしない。むしろスターレンズを使っていてこの程度かい?、とちょっぴり思った程。

もしA16ユニットを知らなかったら、K-5IIsの写真が公式サイト以外にも近い将来多数出回り、各種レビューで絶賛された時点でK-5IIsが欲しくて欲しくてたまらなくなっていたろうと想像出来る。

「運用でカバー出来るのだったら今使っている機材で十分」、これが持論であり、例えばAF測距点が今の11点よりも遥かに増え、ゾーンフォーカスも可能なカメラであったら、それをK-5を使って運用でカバーするのは難しく、きっと飛びついたと思う。でもそうでなかったから。

つまり、私が求めているカメラとは、解像力が優れているに越した事は無いが、現実的(成果物、プリントする大きさ)に考えると「今は」解像力よりも高感度特性やAFの性能の方がプライオリティが高い。恐らくそれを考えるとNikon D600は非常に魅力的なカメラなのだ。

余談だが、写真をプリントする際に、どの程度の画像が必要なのか、これは色々と意見が分かれるところだが、最高クオリティでは300dpi、Photoshopのデフォルトは240dpi、一般的なのが200dpi、最低限必要なのが160dpiとなり・・・。

A3ノビなら300dpiでは2300万画素、240dpiで1500万画素、200dpiで1000万画素、160dpiで650万画素が必要となる。

プロラボの堀内カラーはA2の大判プリントで200dpiを標準とし、またエプソンは個人用プリンターを利用する際にはA3ノビに最低限必要な画素数は700万画素と言っているので160dpiが前提で、160dpiである程度鑑賞に堪えられる写真を作れるのが理解出来る。

価格.comのNikonの掲示板だったか、大判伸ばしに大してかなり神経質な人がいて、その話題を見ていると、びっくりする。私も解像度に関しては小煩いと思うが、その百倍くらい、240dpiでも鑑賞に堪えられない、そんな意見が飛び交っていた。そういう人もいるんだろう。なので、上のサイズ別dpiはあくまでも一般的基準である、そう思って読んで頂きたい


これを考えるとA3ノビの場合、1500万画素前後のサイズのK-5IIsとSD1 Merrillはそのまま240dpiでプリントする事になるが、これに対してNikon D600は1500万画素に写真を縮小したプリントでも通用する。この差がどうなるかなのだ。

D600はローパスフィルターのあるカメラ、K-5IIsとSD1 Merrillはそれがないカメラ、センサーのフォーマットの違いもあるが、A3ノビくらいであったら3機種とも大きな違いは見つけられない気がする。

また200dpiでは1000万画素あれば良く、K-5の1000万画素に縮小した写真は無理にシャープネスを高めなくても等倍表示でもある程度解像している(いずれのシャープネスでも+1で十分)。これも考慮するとK-5IIsへの欲求をなんとか我慢出来るって事になる(笑)。

本当はこういうネタをプロカメラマンやライターがレビューしなくちゃならんのに、どうして一番大切な事、「写真はプリントしてナンボ」を忘れちゃうのかなぁ。等倍写真を掲載するからあとは皆さんでプリントしてねって事?。まぁそれはそれでインターネットらしいと言えばらしいが、どうも釈然としない。

こういうネタを書くに当たって該当する写真がなく、むなしくも感じるが、こればかりは仕方がない。そんな時はネタとは全く関係の無いフィルムからのコマでも・・・。

Canon EOS-1NRS、普段お散歩写真には使わなかったカメラだが、買ったばかりではどんな写真にでも使うでしょう(笑)。当時はEF28mmF1.8、EF50mmF1.4、EF135mmF2.8soft、EF200mmF2.8L、これくらいを担ぎ、平気で10キロくらい歩いていたのだから、体力があったのだろうなぁ~。

また単焦点レンズを中心に使っていたので、レンズ交換を面倒だとは感じていたが、見た風景にマッチするレンズを使う、それが当たり前だと思っていた。今じゃ考えられんねぇ(笑)。


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