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でかいカメラなんて要らない時代?

2012年11月22日 00:00

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Canon EOS-1, EF28-105mmF3.5-4.5USM

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前回の記事をご覧になって、これなら没になった写真もプリント出来るぞ!、と思った方がいらっしゃれば嬉しいが、ふと考えると・・・。

Photoshopでハイパスフィルターを使って輪郭部分のシャープネスを高める方法はどんなデジタルカメラで撮影された写真にも使えるし、実はハイパスフィルターなんて使わなくても、アンシャープマスクを掛けただけでも(等倍画像は破綻してしまうが)A3プリントだと人間の目はお馬鹿だからその破綻に気付かない。

そしてこれの意味するところは、A3程度の写真ならコンパクトデジタルカメラでも十分に鑑賞に値するプリントを出力出来る。そんな結論になる。

テレビの通販番組を見ても判る。コンパクトデジタルカメラでA3よりも大きなプリントを見せて「ど~です、この写真、こんなに小さいカメラでも1600万画素です!」とかやっている。

それを見て「プロが撮った写真だから綺麗に見えるだけで・・・」なんて言っちゃいけない。少なくとも数年前のコンパクトデジタルカメラでもISO200までの低感度域で撮影された写真は余程条件の悪い風景でない限り、相当大きくプリントしても十分鑑賞出来るだろう。

Pentax QのA1くらいの大判プリントを実際にこの目で何枚も見ていて、画質に関して全く気にならないレベルだった。Pentax Qが他の高級コンパクトデジタルカメラと比較して解像力が特に突出している訳じゃない。等倍で見ればそこらのコンパクトと大差ない。でも大判プリントに耐えられる画質を持っている訳だ。

今のデジタルカメラ技術、画質はA3なんて小プリント、135フィルムの六つ切り程度、綺麗にプリントされて当たり前、それはコンパクトカメラもそんなレベルにまで上がっている。

コンパクトデジタルカメラの等倍画像はそりゃぁもうしょ~もない。それでもA3サイズになるようにパソコンに表示させると、問題なく鑑賞出来てしまう。

色々なデジタルカメラに精通し、何度も実際に写真プリントを経験している人を除けば、ブラインドでテストされたらそれが一眼レフで撮影されたものか、コンパクトで撮影されたものか、プリントされた写真を一瞬で判断するのは難しいと思う。

要は、A3くらいのプリントだと真の解像力は必要ない。お馬鹿な人間の目にマッチするような解像感を出してやれば良い。それがシャープネスであり、画像破綻を少なくするのならPhotoshop等のハイパスや輪郭抽出なのだ。

桜の花やモミジの葉・・・、これらの遠景だと解像度の高いカメラ、センサーサイズの大きなカメラに軍配が上がるが、少なくとも人工物の多い街中スナップや旅行の記念写真らは一眼レフとコンパクトの差は(低感度撮影において)かなり狭まっていると考えていいだろう


多少はPentax K-5IIsやRicoh GXRのA16 24-85mmのローパスフィルターレスの解像力にジェラシーを感じているものの、現実的な思考を持てば、今はそこまでの解像力は必要ないな、そんな結論を導いてしまう。むしろK-5IIsの新しくなったAFの性能に興味があったりする。

中には、将来A0プリントする為に、「135判をフルサイズと呼ぶのだからプリントだって全倍以上にプリントしてこそ写真だよね!、基本は全倍だよ、全倍!」、そんな時代を睨んで、今からNikon D800Eを購入し、それに耐えられる写真を撮る!、なんて方もいらっしゃるだろう。

でも将来、全倍やA1プリントが当たり前になるのだったら、その時の最新カメラを使った方が良いのではなかろうか?。その頃にはD800Eの画質でさえ、糞扱いされ、「高画素、高画質の礎を作ったシーラカンスデジタルカメラで撮影された写真」、「今時D800Eで全倍プリントかよ」と笑われてしまうのが関の山。

勿論、今、D800Eを買う事を否定している訳じゃない。今、この段階で大きなポスタープリントをしたいなんて方には最高のツールだろうし、財力さえあれば写真素人でもD800EやPentax 645Dを買っても誰からも文句を言われる筋合いは無い


廃墟の屋内風景を手持ちで撮るにはISO6400が問題なく使えるレベルが望ましく、そうなるとリーズナブルでそれに符合するカメラは今のところNikon D600しかない。海外のサイトでD600のISO6400で撮影された屋内写真があり、それを見てたまげた。K-5の惨敗だ。

どこぞのカメラ屋がK-5IIsの画質はフルサイズに匹敵なんて書いていた。確かに余程大きなプリントをしない限り、ブラインドテストされても判らないだろうが、匹敵と言う言葉は使うべきではない。実際のRAWからの画質そのものはD600の方が遥かに綺麗。D600のISO6400の画像を1600万画素に落として、K-5IIsと比較すれば良く判るだろう。

しかしA3ノビが成果物であると考えるとD600なんて要らない。K-5IIsで十分だし、旧K-5でもなんら問題はない。いやいや、前回の記事の最後にも書いているが、K-5のISO6400は今回の手法を使えば風景によっては全倍だって行けちゃう筈だし、コンポジット法を用いれば風景によってはISO51200でもA3ノビくらいなら気にならない。

勿論、同じ風景を撮影し、それを全倍で比較すれば違いは出るにせよ、そういう比較は生涯絶対にやらないし、D600の方が画質が遥かに上だと認めているから、ちっとも気にならないのだった。

何を言いたいか・・・、カメラが高画素化、高画質化するのには全く否定はしない。むしろ好ましい。カメラの高画質化はローパスフィルターをあり方を教えてくれたし、上述の通り、桜の小さな花が1つ1つ見せたいような風景では解像度の高いカメラの方がそりゃ有利だ。

しかし、そこらのコンパクトデジタルカメラでも撮り方によってはA3は当たり前、A2、A1プリントにも耐えられると言うのだから、今更、Nikon D800EとD800、D600がど~のとか、Pentax K-5IIsとK-5II、はたまた旧K-5云々、フォーサーズ、マイクロフォーサーズの画質ってどうよ?、そんな事を熱く語るのが馬鹿馬鹿しくなる時がある。

ローパスフィルターレスなどの高画質、または高画素化されて解像度の高いカメラじゃないと写真とは言えない、もしそうならプロは勿論、アマチュアカメラマンも明日にでも2000万画素以上の解像度やローパスフィルターレスのカメラを買うしかない。

でも現実にはデジタル一眼レフユーザーの少なく見積もっても90%以上はローパスフィルターのあるデジタル一眼カメラを使っているし、2000万画素以上のカメラを所有しているカメラマンだって少ない。

それらスペックに関してあ~だこ~だ語らない事には本ブログは成立しないが、書いている己が若干冷めた目で思考しちゃうのは否めない。つまり常に結論は同じなのだ。

「A3くらいのプリントだったらデジタルカメラなんてどれも同じじゃね?、スマホでも行けんじゃね?」

多岐に渡るレンズ、多様な表現方法、システムカメラとしてデジタル一眼レフ(レンズ交換式ミラーレス含め)は魅力的だ。でもそのメリットを最大限に利用しているカメラマンはほんの一握り。レンズ交換式なのに1本のズームレンズを付けっ放し、多様な表現方法が可能でも専門的な写真なんて撮らないが大半だ。

私もズームレンズ派なので、標準ズーム、望遠ズーム、それに単焦点レンズ1本、近頃はどんなに気合の入った撮影でもその3本体制。Sigmaのズームレンズは被写体まで20センチくらいまで寄れるので、マクロレンズすら持っていても全く使わない現実。では何故一眼レフを使うのか?。それはただ1つ。

「写真を撮っている気にさせてくれる」

それだけだ。本ブログでも何度もファインダーのないデジタルカメラなんてカメラじゃなく、単なる風景コピーマシンでしかないと述べているが、まさにその通り。写真を撮っている気分に浸りたいから一眼レフを使っている。

高感度耐性があるのも一眼レフの利点(一眼レフと言うよりも大きなセンサーを持つカメラ)。夕暮れ時でも被写界深度を深くしたいタイプだし、廃墟の屋内での手持ち撮影ではISO3200、ISO6400が使えるか否かに掛かっている。

残念ながら一般的なコンパクトデジタルカメラのセンサーはそれに耐える力はない。ではもしコンパクトデジタルカメラが高感度でも使えるようになったら・・・。

今後コンパクトデジタルカメラの主流になる可能性の高い1インチセンサー。街中をスナップするのならこのサイズが最適なんじゃないかと思っちゃう。

被写界深度はAPS-Cよりも2段稼げる筈だからどんな風景でもF4でも距離によっては深い深度を得られる。となるとAPS-Cで夕方ISO1600が必要だとしてもISO400で賄える事になるし、もしF2.8レンズで絞り開放からでも十分解像してくれるのならAPS-CでISO6400の写真をISO800で撮影出来てしまう。

そう言えばNikonから1インチセンサーを持つNikon1 V2が発表された。「Nikonよ、どうしたんだ!、気でも狂ったのか?」と言いたくなるような間抜けなデザインだが、形はどうあれ、今後はこういうEVF内蔵の1インチカメラが主流になって行くのではなかろうか?。

本日の写真、機材がEOS-1とEF28-105mm。これはフィルム時代、ちょっとした旅行ならこのセットだった。EOS-1NでもEOS-1NRSでもなく初代EOS-1だ。すでに1NRSが発売され、この初代は中古で5万円しなかったと思う。今のEOSカメラの礎となったカメラだが、測距点は中央1点、でも旅行にはこれで十分だった。

ただ、今、(撮影を主目的としない)ちょっとした旅行にEOS-1クラスの大きなカメラを持って行こうとは思わない。そろそろ軽旅行に使えるコンパクトデジタルカメラ、欲しいと思っているが、コンパクトの分野も今は過渡期でどうも喉から手が出る程欲しいカメラが見当たらない。1インチクラスが各メーカーから出揃ってから買うのが賢いのだろうなぁ。


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コメント

  1. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    こんばんは!
    おっしゃるとおりで 最近のコンパクトはシャープな画を吐き出しますよね。

    僕が現在 好んで使っているEPSONは600万画素ですが、RAWで1354万画素にも出来るので、フルサイズ機は必要が無いと思っています。この歳だと 重いと言うのもありますが^^
    プリントはA4が殆んどなので、マイクロフォーサーズ機も結構イケますね。

  2. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    画像処理エンジンで強くシャープネスを掛けている訳ですが、人の目はオバカなので、それで十分なんですよね。

    超大口径を覗けばマイクロフォーサーズはレンズを小さく出来る利点がありますよね。私個人はボディはある程度の大きさが欲しいんです。多少大きい方が操作性は増しますからね。でも大きなカメラに大きなレンズともなると、やっぱり閉口しちゃいますねぇ。F2.8ズームなんて欲しいとも思いません(TamronのF2.8ズームは小さいですが)。

    Eopsnのレンジファインダーはもうちょっと安ければみんな食いつくと思うんですがね。価格設定をミスったんでしょうね。しかもCosinaと喧嘩でもしたのか、それともあれ1台と言う約束だったのか、後継機の話もなさそうですし・・・。

    近頃の風潮ってメーカーとプロカメラマンが煽りまくっている気がします。135フォーマットをフルサイズと呼び、あたかもそれが優秀であるかのように。いや、優秀なんでしょうが、必要か否かとなると、特に必要ないですよねぇ(笑)。

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