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コンポジット(加算平均合成)から面白い事が判った

2012年12月16日 00:00

都内でも意外と見つかる廃校

都内でも意外と見つかる廃校

Pentax K-5, SMC DA40mm2.8XS

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



まず、コンポジット、加算平均合成と言う高感度撮影時のノイズを消しちまうレタッチ法をご存じない方は、以下の記事を読まれて欲しい。

コンポジット法でノイズを消しちゃおう!
コンポジット法でノイズを消しちゃおう! その2 Ricoh GX100編
コンポジット法でノイズを消しちゃおう! その3 Pentax K-7編
コンポジット法でノイズを消しちゃおう! その4 Pentax K-5編
コンポジット法でノイズを消しちゃおう! その5 まとめ
コンポジット法でノイズを消しちゃおう! その6 Fusionを使う


これらを踏まえ・・・。

ふと思った、ダイナミックレンジの広いPentax K-5なら、ISO6400が必要な条件下で、あえてISO800を利用して、-3EVの露出補正をし、I現像、レタッチの際に+3EVにして本来の露出に戻したらどうなるだろうか?。

これはフィルム時代で増感処理としてよくやる手法に似ている。ISO50のフィルムしかなく、夕方どうしてもシャッタースピードを稼げず、ISO400の露出で撮影し(結果-3EV)、現像の際に増感指定でISO400で撮った事にする(現像時に+3EVの指定をする)。

フィルムの場合、粒子はISO感度相応の荒れた粒状になり、コントラストも高くなる。ではデジタルならどうだろうか?。

結果は・・・。へぇと頷いちゃった。ISO800で意図した露出から-3EVした8枚と、素直にISO6400で適正露出で撮影した8枚をそれぞれコンポジットし、前者は現像時に+3EVを施していて、それらを見比べると、ほんのちょっと差なのだが「ISO6400で素直に撮影した方が良好」だったのだ。

流石に+3EVの補正はRAWファイルからでも辛いか・・・。って事で今度はISO3200設定で、適正露出よりも-1EVにした8枚とISO6400の8枚を比べた。結果は「ほぼ同じ」だった。

って事はだよ。反対にISO6400で撮影時に+1EV、現像時に-1EVして露出を戻した8枚と、ISO3200で撮影した8枚ならどうなるん?。やっぱり「ほぼ同じ」と言う結果になった。

これらのテストはISO800とISO1600で増減感させた時も同じだった。ISO800を適正露出から-1EVで撮影し、現像時に+1EVしてISO1600の写真と・・・、その反対のISO1600を適正露出から+1EVして、現像時に-1EVした写真をISO800と比較しても「ほぼ同じ」。

だったら拡張感度であるISO51200ではどうだい?。ISO25600を-1EVで撮影、現像時に+1EVした写真とISO51200とを比べる。うーん、やっぱり「ほぼ同じ」であ~る。むしろ素直にISO25600で撮影した方が良いような気もする。

ええっ?、どう言う事?。

ここで、以前Pentaxの人が言っていた言葉を思い出した。「K-5に使われているセンサーの基礎感度(基準感度)はISO800だから高感度に強い(これ、あやふや、ISO400だったかも)」・・・。

センサーはフィルムと同じで、基本的には1つのISO感度にしか対応していない(と思う)。ISO80~ISO51200まで利用出来るのは、センサーの質の良さもあるが、結局はセンサーの電気信号を増減幅させ、画像処理エンジンを加え、フィルムで言うところの増減感処理を施しているに過ぎない(と思う)。

画像処理エンジンとは現像処理にあり、要するにLightroomのようなソフトウェアがカメラに組み込まれて、ユーザーがISO感度を設定する度に露出値を上げ下げしているだけ(だと思う)。

ISO400からISO6400にデジタルで増感処理には最初から無理があると思っていたが、ISO1600からISO3200、ISO6400からISO12800と言った1段の増感処理ならもしかすると増感処理した低い感度で撮影した写真の方がノイズが少なく、またその他の画質も良いと想像していただけにちょっとびっくり。

K-5は高感度耐性が高いからどちらの手法でもあまり差が出なかったが、高感度耐性が悪いRicoh GX100で同じ事をしてみると・・・。ISO400で普通に撮影した写真8枚、ISO100に設定し-2EVで撮影し、現像時に+2EVにした写真8枚、両者コンポジットすると、あらら、やっぱり「ほぼ同じ」なる結果。

いずれにせよ、今回の実験は、、、

「ノイズ軽減やディテール保護に関しては、デジタルカメラのISO感度にやたらに神経質になる事は無く、現像ソフトでの増減感処理には大した意味がない」

そんな結論に至った。コンポジットする、しないに関係なく、例えばだ、ISO3200で1/8secだった。ブレるからわざと-1EVにし、1/15secを確保し、現像時に+1EVする、これはさほど意味がなく、ブレると感じたら素直にISO6400に上げた方が良い結果が生まれる。

本日の写真、先日のコンポジットネタで下町探索中、最近廃校になった学校を見つけた、そんな写真を掲載したが、後日、その近所でもう一校、廃校を見つけ、その時のコマ。

草のボーボー感は今回の学校の方があり、荒廃とまでは行かないが、綺麗過ぎる廃校よりはまし(笑)、あまり利用されていないのではなかろうか?。

※都内の廃校舎は町のイベントで色々と使われている事が多いらしい


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コメント

  1. LTA | URL | bKQRleYY

    どうも~

    お~これは役に立つ~
    出来ましたが、超暗闇ですと精度悪くなりますね~

    有料のプラグインとかの方がいい場合も
    組み合わせると更なる効果かな~

    ・・そういえばISOってなんのことか良く分かりません(笑
    疑問には思ってましたが、例えばセンサーってとらんじすたですよね~?
    なので磯感度上げるというのは駆動電圧を上げるとかそーいう意味かな~
    とか妄想してましたがww。でも基礎感度800でiso100にしたときって、
    マイナスゲインということですけど白とびしなくなるのはにゃぜ??とか・・

    それ以前にRAWって何?とか・・。定義が不明なんですよね~。

    話が変わりますがソ●ーのカメラのHDMIから非圧縮の映像が出力できると
    書いていて、実際はh264圧縮の映像で、サポート曰く『圧縮した映像を
    劣化させずにHDMIから出力するので非圧縮です』と答えが返ってきたそうです。

    ・・言葉の定義は難しい・・w

  2. BigDaddy | URL | -

    > LTA さん

    天体の時はどうなるか判りませんが、一般風景の場合、超暗闇は、明るく写して、合成しないときっちりと行かないでしょうね。ある程度輪郭がないと合成しようがないんだと思います。Photoshopでも時折失敗するので、コンポジットする時は、意図した露出よりも半段~1段は明るく写していますねぇ。その分、感度も高くなりますが、それでもコンポジットした法がノイズは減ります。

    ISO、私も微妙ですね(笑)。昔はASAと呼んでいたのが突然ISO。これって気圧の単位に、ミリバールからヘクトパスカルになったのと同じかもしれません。単位名は違うけど数値は同じ。

    K-5の基礎感度は本文にも書いた通り、ISO400かもしれませんので悪しからず。いずれにせよ、ゲインを減らすのでしょうが、この辺の事は文科系の私はちんぷんかんぷんです。

    仰る通り、RAWも12bitだか14bitだか色々あるんですよね。そして本来、これは何の加工もされていない状態なのに、どうも各社微妙にRAWの時点で何らかの操作をしているらしいです。

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