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ズームレンズの焦点距離を意識する

2013年02月14日 00:00

何か気になったビルディング

何か気になったビルディング

Canon EOD30D, EF-S17-55mmF2.8ISUSM

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「ズームレンズでも焦点距離を意識しよう」なんて言っているカメラマンは大嫌いだ。だったら素直に単焦点レンズを使えよ!、ズームレンズは好き勝手に焦点距離を変えられるから便利なんだろうが!、と思ってしまう。詳しくは2011年7月3日をどうぞ。

今回はその記事の続編ネタでも・・・。以下はAPS-Cセンサーを利用した際の話になるので、135判をお持ちの方は書かれている焦点距離を1.5倍にした数字に置き換えてて頂きたい。

まず1つ、「おおよそのズームレンズはテレ側の描写が弱い」、これを認識するべし。特に倍率の高い18-200mmとか18-250mmと言ったレンズは(私の基準では)テレ側は0.7を掛けて、それぞれ140mm、180mmくらいが限界と思っていた方が良い。

しかもこの手のレンズのテレ側は開放F値が暗いので、F8半~F11半くらいで利用する事になる。APS-CではF16まで絞ると明らかに小絞りボケになるから、絞りの選択肢がほとんどない。手持ちのTamron 18-200mmF3.5-6.3 (B011)でもなるべく120mm以上は使わないようにしている。

だから120mm以内に収められるように被写体に近付けるだけ近付く。それが不可能な場合は、それ以上ズーミングしないで120mmで撮影し、一回り、二回りトリミングする。

厳密に比較した事がないので100%信用して頂いちゃうと困っちゃうが、B011の200mmで撮るよりも120mmでの写真をトリミングして、さらにPhotoshop等で拡大処理(解像度を上げる)をした方が解像感は良いように思える。

今、Pentaxで標準ズームレンズとして人気が高いのがDA18-135mmだろう。巷で言われている程の駄目レンズではないと思うが、このレンズもテレ側は100mmだと思って使った方が良い。

これは各自がテスト撮影すれば良い。DA18-135mmなら100mmと135mmで撮影し、100mmの写真を135mmと同じ画角になるようにトリミングし、A3、A3ノビでプリント。解像感は人それぞれなので、135mmでも使えるじゃないか!、と思う方もいらっしゃるかもしれない。

※A4や六つ切り程度ならどんなレンズでもどんな焦点距離を使っても問題ないだろう

またテレ側の焦点距離を0.7倍するのでなく、この手のレンズは焦点距離によって開放F値が変わるので、B011なら120mmくらいで開放がF6.3になるので、それ未満、開放がF5.6になっている焦点距離を使った方が良い。DA18-135mmでも135mmから広角側にズームするとどこかで絞り開放がF4.xになるところがあるから、そこを最望遠と考える。

※手持ちのDA17-70mmF4ALもSigma 17-70mmF2.8-4も同様にテレ側の70mmの解像感は劣るが、上手くシャープネス処理を施せば使えるレベルなので、70mmまで目一杯使っていたりする

では反対に広角側はどうだろう。標準ズームレンズの多くは16~18mmが最広角になっている。解像感はおおよそ問題ないだろう。DA18-135mmは18mmが使えないなんて方もいらっしゃるが、周辺の像の流れは半端でないが、試した限り解像感はさほど悪くは無い。

※18mmの周辺部の像はF8まで絞っても半端なく悪いが、高倍率ズームレンズは所詮その程度と思うべし

広角側で厄介なのは解像感よりも樽型の歪曲。純正レンズなら撮影と同時に補正を掛けられるし、PhotoshopやLightroom等でレンズ補正レタッチを行えば歪曲は修正されるが、結果的に一回り以上トリミングされてしまう。

また17mmとか18mmくらいになると水平が保たれていないとそれはそれは鑑賞に値しない写真になってしまう。これまたPentaxには自動水平補正機能があり、手振れ補正ONだと約1度、OFFだと約2度の曲がりを勝手に補正してくれちゃうが、こればかりに頼ると写真が下手になる。

これも撮影後、現像、レタッチソフトで水平を補正出来るが、撮影後の補正は歪曲補正と同じく一回り以上のトリミングを余儀なくされるので、Pentaxカメラお使いの方でどうしても水平が決まらない方は、センサーを傾けるだけで構図がトリミングされないカメラ側の自動水平機能をお勧めしたい。

気軽には行けない場所での撮影、旅行や廃墟などでは失敗イコール大きな悔やみに繋がるので自動水平補正を使うが、今も申し上げた通り、自分で写真曲がりを治す努力をしないと下手なままなので、普段は使わないようにしている。

だからこそ0.5度くらいの傾きならさほど気にならないし、気になっても最小限のトリミングで済むであろう焦点距離、まぁおおよそ24mm以上だろうか?。ズームレンズは35mm前後の焦点距離を基本にするべきだと思っている。

メインで使っているSigma 17-70mmF2.8-4は24mm~35mmくらいで樽型、糸巻きが目立たず、撮影する度に狭い路地では24mmに、広い場所では35mmセットするようにしている。ズームレンズで癖のない画面を目指すのならどのレンズでもおおよそそれくらいの焦点距離を中心に使った方が楽なんだ。

17mmや18mmは、意図的に広角表現をしたい、もしくは後ろに引けず画角を確保したい時だけに使う、これを強く意識した方が結果的に良い写真、もしくは後々手を入れる必要の無い、面倒の無い写真を作り上げられるだろう。

Pentaxカメラの場合、17mmは135換算で26mmになる。今の常識から言えば超広角とも言えないが、それでもかなり扱い辛いと感じている。水平がずれたらおしまい、樽型歪曲が不快、加えて、垂直もしっかり出していないと、広角レンズ特有の気持ち悪い遠近感が出てしまう。

街中でスナップする程度なら垂直が出ていなくても気にならないが、建物をきっちり撮ろうと思うと水平に加えて、垂直も出ていないとカッコ悪い。後ろに引ければなるべく長い焦点距離を選ぶ、これが基本だろう。

だから17-70mm、そんなレンズなら広角の17mm、標準域の24~40mm、望遠の70mm、そしてその他、これがちょうど四分の一ずつになっている、撮影対象にもよるが、これが理想であろう。

但し、どこぞの妙なプロカメラマンが言うように「焦点距離を決めたらズームリングは回さず、足で前後するように」、これは馬鹿馬鹿しい一言。「よし、この風景は35mmで撮るぞ!」と決めるのは間違っていないが、何の為のズームレンズなのか?、気軽にズーム出来るから皆が使うのだ。

そんなカメラマンは次に「ズームリングを回しているだけでは画角や遠近感、さらには被写体との距離感が身に付かない」と言う。あのねぇ、人はそこまで馬鹿じゃないよ。広角、標準、望遠のそれぞれの特徴の違いが判らない奴なんておらんぜ。

そして冒頭で述べたように焦点距離を決めたら動かさない!、なんて人は「最初から単焦点レンズを使えよ!」、と文句を言いたくなってしまうのだった(笑)。あくまでもズームレンズは「楽をする為のツール」だと思っている。

本日の写真、なんて事ない街にあるビルディングだが、なんか惹かれた風景。でもここまで大きいとかなり後ろに引かないと空も入れようと思うと2棟をしっかりと撮れない。オリジナルは下。このように最初から水平を後からレタッチする事を前提に二回りくらい大きく撮影している。

焦点距離は18mm(何故17mmでなく18mmで撮ったかは不明(笑))。EF-S17-55mmF2.8はLレンズではないが、解像感もほどほどにあるし、樽型、糸巻き歪曲も少なく、現行ならばEOS-7D辺りと組み合わせると画素数も多いので、大きくトリミングしても大きなプリントが可能だし、使い勝手のあるレンズだと思う。

まぁ高いのが難点かな。モデル末期なのでEOS-7Dはだいぶ安くなったが、本体とこのレンズだけで18万、カメラにそこまで出す気はないなぁ、私は・・・。

レタッチ前

2013-02-14-02-_MG_9335.jpg



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