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物欲

2013年03月06日 00:00

歩きたくなる漁港の風景

歩きたくなる漁港の風景

Pentax K20D, Tamron AF70-300mmF4-5.6Di

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポッ プアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



3月2日の記事にも引っ掛かる話だが、本日は物欲について。

フィルム時代は知らないうちに機材が増えていた。Canon EOS、Canon FD、Pentax、Contax SLR、Contax G。ボディ10台以上、レンズは30本近くあったろう。どうやって増えていったか。お散歩写真システムを例に取ろう。

元々お散歩写真はCanon FDを使っていた。NewF-1AEをメインカメラにサブにFTbやA-1。レンズはお約束、28、50、135、200mmである。その後、Contaxで世界初のAFレンジファインダーカメラ、G1が発売され、これぞお散歩写真カメラだ!、とG1に28、45mm、その後大幅に機能アップされたボディ、G2が発売され、同時に90mmをお買い上げ。

Zeissレンズを使っちゃうと、85mmF1.4の写りにより大きな憧れを持ち、結果、Contax RXに85mmを入手するのだが、85mmだけでお散歩写真なんて無謀。だから35mmを買い足した。

通常はこれで十分過ぎるくらいの機材だ。でもそこに現れたのがバックフォーカスAFがついたContax AX。Zeissレンズが制限があるにせよAFが使えるのだからまさに衝動買い。そうなるとレンズも増えちゃう。28、50、135、80-200mmと徐々に増えて行き、挙句の果て、85mmF1.4に一番似合うボディをと、フラッグシップのRTSIIIまで購入。

Pentax LXはContaxよりも前に衝動買い。これは関西に出張に行った際、たまたま見つけた中古カメラ店(大阪の駅地下で買ったような記憶が)でとっても安いLXを見つけちゃった。加えて、ちょいカビ有りの50mmレンズもほとんどタダ同然。思わずお持ち帰りである。その後、24mmとTamronの90mmをゲット。

それでもコレクターではない。ちゃんと使い分けていた。なんだかんだとCanon FDがメインで一人お散歩写真ではほとんどNewF-1を使っていた。そして旅行中(出張だが)にPetnax LXを買ったからって訳ではないが、旅行用にPentaxを、そして友人達とつるんでお散歩写真する際には見栄を張ってContaxなんだな(笑)。

フィルムカメラは一部のエンプラボディのカメラを除けば工芸品。だからお洒落の一環、ワードローブとしてこうやってカメラを使い分けていたと言えよう。

ところが21世紀、デジタルカメラを手にした今、カメラは工芸品でなく単なる写真を撮る為の道具でしかなく、持つ喜びは皆無、結果、必要最低限の機材しか持たない。

また私個人は単焦点レンズからズームレンズに完全移行したので、手持ちのSigma17-70mmF2.8-4、Tamron 70-300mmF4-5.6の2本があればどんな風景でも撮れてしまう。また1:1のマクロ風景にも興味が無く、17-70mmは1:2.8のマクロ撮影が可能でそれで十分だったりする。

※Tamron 70-300mmは300mm側で1:2のマクロ撮影が可能だが、この焦点距離でマクロ撮影はお散歩写真においては意味がない

Pentaxには安価でもそこそこ魅力ある単焦点レンズが揃っている。特に個人的にお勧めなのが、DA50mmF1.8、DA70mmF2.4Limtedの2本(DA70mmのレビューはコチラ)。しかしそれがなくちゃ撮れない風景があるのか?、と問われると、「お散歩写真には単焦点レンズは要らない」とちょいと否定的になってしまうのだった。

何しろSigma 17-70mmの描写力が素晴らしい。流石に周辺の解像力は単焦点レンズに及ばないにせよ、絞り開放から全く問題なく使える、(A3ノビプリント前提で)広角なら2.8、望遠ならF4が実用域なのだから、背景をボカした写真にさほど興味を覚えない私にはSigmaのこれ1本で何でも撮れちゃう。

いずれにせよPentaxのデジタル一眼レフは今後の製品の方向性(135へ移行するのか、APS-Cもちゃんと残すのか)が全く見えておらず、今、APS-C専用の単焦点レンズを買い揃えるのは無謀に等しい。

※企業としてAPS-Cを捨てる事は100%ないだろうが、この辺がPentaxの商売下手なところ。135カメラを開発しているか否かはシークレット、これは仕方なかろうが、APS-Cの継続は公式にちゃんと発言をするべきだ

一応、手元には単焦点レンズもごろごろとある(笑)。3本のAFレンズに、MF(AE非対応)レンズが6本、だから今後、システムが変わらない限り、レンズを買い足す必要性を感じていない。

デジタルになって機材を揃える楽しさはなくなったが、それだけ散財しないで済むのはありがたい。時折、カメラ、レンズ欲しい病に冒され、お散歩写真にてモチベーションが下がる時もあるが、撮影後自宅で等倍にした写真の解像感の高さを見て、「これくらい解像してくれちゃうのだから新しいカメラもレンズも要らねぇや」と納得しちゃう。

写真がデジタルになってからは「物欲」よりも「写欲」が勝る事の方が多く、これはこれで正しい趣味のあり方とも感じるのだった。

本日の写真、都内のお散歩写真で望遠ズームを使う事は滅多にないが、郊外、旅先での望遠ズームはとっても重宝する。景観の良い場所の大半は俯瞰図とか鳥瞰図として、望遠系で切り取った方が具合が良かったりするからだ。

本日のコマも海沿いの展望台から下の漁港を写している。昭和大好き人間ならワクワクするような風景に映るだろう。自在に画角を調節出来るズームレンズはこれ以上なく便利だ。

※勿論、これは撮影した写真を元にHDR風にアレンジし、さらにミニチュアフォトっぽくレタッチしたもの


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コメント

  1. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    こんばんは~
    ジオラマっぽい作品ですね~
    漁船を摘まんでみたくなります~^^

  2. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    こういうのって頻繁にやるとすぐに飽きちゃうのですが、たまぁにやるのは面白いですよね。
    一応、高台があるような風景では、鳥瞰図的に構図して、ジオラマ風にレタッチ出来るようなコマも撮るんですよ(笑)。

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